【インタビュー】22時のブランチェスとは??
2020/3/1にアルバム「10PM」を配信リリースした謎のユニット22時のブランチェスに独占インタビュー!彼らは一体何者なのか?楽曲をコンスタントにオンラインで制作する意図とは?
はじめまして。まずは自己紹介をお願いいたします。
比嘉優太(以下:U):どうぞよろしくお願いいたします。沖縄県内で歌手活動を行う働くパパシンガー比嘉優太と申します。
22時のブランチェスとは一体どういうものなのか教えてください!
U:はい!ちょうど一年前に、コロナ過が本格化し始めたころ音楽プロデューサー玉置淑晴さんから連絡あり、「コロナ過で仕事が全部とんでしまった。どうせならポジティブに考えて、このコロナ過でどんなことができるか試してみたいから一緒にオンラインで楽曲制作してみない?」とお誘いを受けました。そこからスタートしたフォロワー巻き込み型のオンライン楽曲制作企画です。
玉置さんとはどのようなご関係ですか?
U:僕の母体であるGlean Piece(オキナワン二人組ポップスユニット)が今年で結成15年になるんですが、そのファーストアルバムから僕らの楽曲をプロデュース・アレンジしてくれました。ちょくちょくお互いに連絡を取って、楽曲制作の依頼をしたりプロモーションなどやライブについて相談に乗ってもらったりしてました。また僕がソロ活動を本格化させてDTMについても真剣に向き合ってからは、楽曲制作について具体的なアドバイスをもらっていました。
その矢先のコロナ過?
U:そうですね。一緒にイベントも企画していたところでした。そのイベントも含め、すべてキャンセルに。音楽業界がガクッと落ち込んでましたが、一緒になっても落ち込んでもしょうがない!とオンライン楽曲制作のお誘いを受けました。
どうしてオンライン楽曲制作なのですか?
U:ちょうどそのころ僕が育休をとって石垣島に移住していたのと、どうせなら日本中のフォロワーを巻き込んで楽曲制作しよう!今の時代はどこにいたって音楽ができるし、参加できることを体現しようということでオンライン楽曲制作が始まりました。
実際どのような手法でオンライン制作を行うのですか?
U:インスタライブを活用して、コラボ配信を毎週月曜22時に行っています。決まった日に配信するとフォロワーもスケジュールを組みやすいですし、時間もお仕事や子育てが終わって一息つけるかな~くらいの時間を選んで22時にしました。
お、だんだんと22時のブランチェスの意味が明らかになってきましたね笑
U:そうですね笑 ブランチェスの意味は英語のbranchからきているんですけど、「枝」っていう意味もあれば「支社」とかそういう意味もあるので、それぞれ昼間は頑張っている人らが夜な夜な一堂に集結してアイディアを出し合う企画になりそうだったのでそういう名前になりました。
これもフォロワーからの案ですか??
U:実際は僕のアイディアが通ったんですけど、企画名を考える回はありました。なんとかの恋物語~とかいろいろふざけた名前もありましたよ笑
なるほど。楽曲制作も同じようにフォロワーから意見を求めるのですか?
U:そうですね。まずは曲のコンセプトを考えて、それからどんなアレンジにするか?どんな歌詞にするか?を考えていきます。もちろん一緒に楽曲制作している感覚を味わってほしいので、楽曲の完成途中の段階でフォロワーにも確認してもらっています。
それって、すごくタブーなことなのでは??
U:ひと昔まえは完全にできあがったものを披露するのが当たり前でしたが、それも見せることによってフォロワーの楽曲への思い入れも変わっていっている気がします。もちろん僕もラフなデモを聴かせるのが恥ずかしい気持ちはありますが、今の時代は手の内をどんどん晒すことも大事になってきていると感じているので抵抗はないです。
曲がどんどん完成していくのを感じられるのは嬉しいですね!
U:僕自身も楽しみながらオンライン楽曲制作を行っています。基本的にアレンジは玉置さん、僕が歌詞と歌を担当しているのですが玉置さんが歌詞を書いたりするときもありますね!フォロワーからの意見で全然違う楽曲へのアプローチが思いついたり、何気ない一言でイメージができていなかった楽曲がぶわーっと仕上がったり。そういう臨場感は、作品を創りあげるうえですごく大事にしていきたいと思っています。
そうやって完成したのが今回のアルバム「10PM」となっておりますが、すこしアルバムについてもお聞かせください。
U:最初は1曲で企画終了の予定だったんですよ笑 それがいつのまにか5曲も完成しちゃって、まさか配信リリースするなんて夢にも思わなかったです笑 明るい曲を作ろう!ってことでまずは「Seaside Blue」という楽曲が完成しました。ライブでも盛り上がるであろうアップテンポで三線の音色も心地よく聞けるさわやかサマーチューンだったんです。そこから、せっかく夏の歌ができたから沖縄の春夏秋冬をテーマに企画を続けようってアイディアが出て、楽曲制作を続けていきました。
2曲目は「星音色」という楽曲。沖縄の秋をテーマに苦労しながら楽曲制作しました。基本、沖縄に秋はないので笑 そこからフォロワーさんの意見をもらいグランピングやコーヒーをキーワードに曲が完成していきました。「星音色」はMVも本格的に作ったのですが、映像・出演・ロケ地提供もフォロワーさんが協力してくれました。まさにオンラインの奇跡です笑
次に、冬曲「季節はずれのひまわり」そしてそのスピンオフソングとして「ずっと続くように…」が完成。季節はずれのひまわりは実話で、僕が高校生の頃に校舎の隅でひっそりと冬に咲いていたひまわりをテーマに歌っています。聞きなれないと思いますが、玉置さんの案でスピンオフソングを作ろう!とのこで「季節はずれのひまわり」を違う角度から照らした楽曲となっています。BGMは2曲とも全く一緒なので、パッと聴いた人はとまどうかもしれませんね!スピンオフソング、ぜひ覚えてください笑
そして最後に春の歌「#キリトリセカイ」です。僕の要望で女の子、しかも今までコラボしたことのない10代の子でお願いします!ってところから始まりました。インスタグラムをテーマに作った楽曲に加え、キャッチーなメロディーのサビと一緒に踊りたくなっちゃうダンスもあるのでぜひYouTubeでMVもご覧ください!
…とまあ、一気にしゃべったら喉が渇きました笑 もっと深堀するとすべての楽曲がつながっていて…ってなると話が長くなるのでまた次の機会にでも笑
たくさんのフォロワーの想いが詰まったアルバム、楽しみですね!
U:はい!どんな景色が見えるのか、楽曲たちがどのように成長していくのか本当に楽しみです!!!
それでは最後に読者へメッセージをお願いいたします。
U:はい!いつもの通り今回もセルフインタビューです!お昼休み時間をフルに活用して仕上げました笑 ぜひぜひ22時のブランチェスの楽曲を聴いて楽しんでくださいね!そしてよければ月曜日22時にインスタライブ配信へご参加ください!最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!!!