背中を押すということ
届いて欲しいと思っていたことが届いている・・・!役割が果たせたんだ、と心が躍った。グループの講座1期をやってみて、受講生の様子や心の変化が把握しきれていなかったし、住まいの形態や家族構成、職業や働き方も、一人として同じ状況がなく、不安なことも正直あったから、この言葉をもらった時は、ギフト以外の何ものでもなかった。
Yちゃんは、ご自身の事業を経営しながら男の子二人の子育てもしている忙しいお母さん。やらなきゃ、やらなきゃ・・・と片付けがずっと気になっていたけれど、気力と体力が追い付かず、、日々やり過ごしていたそう。
特に、工作が大好きなお子様の作品やみんなが集まるリビング、ご自身のものが片付けできずイライラの限界を感じ、お片付け体質改善プログラムに参加を決意されました。
これまで、様々なお片付け本や資格本を読んでは試して、とても勉強熱心なYちゃんだったけど、なかなか実践にまでは至らなかったそう。日々の使い勝手や機能性を大事にしたい、とプログラムがスタートしました。
リビングでのハンズオン経験
そんなYちゃんに劇的な変化をもたらしたのが、ハンズオンお片付け。ご自宅にお邪魔して一緒に手を動かしての作業が予想以上にインスピレーションになったそうで、その時からお部屋の変化とともに、ご自身の気持ちにも劇的変化があった、というのです。
リビングの一角にある、お子さまのデスク周りから着手。子どもたちと一緒に作業し、様子を見てると・・・兄弟それぞれ得意が違って名コンビ。左左脳型のTちゃんは、とっても冷静。淡々と作業ができてあっという間にやり方覚えていました。一方、右右脳型のMちゃんは、愛らしい感性が全開!左左さんはつい捨てすぎちゃうこともあるけど、捨てたくない!アンテナが発動する右右さんがしっかり反応。
2人で良いバランスがとれて、結果はこの通り✨
そしてYちゃんのご感想も、この通り。
次に、リビング日用品コーナーを。お義母さまが来訪されるときの荷物置き場を確保したい、と着手しあっという間に、スペースができました。
物理空間が整うことからの気づき
ハンズオンお片付けをしてからというもの、気づきの連続で、お片付けを通じてご自身の変化を捉えていたようです。親族のお家にお泊りに行った時のエピソードも共有してくれました。
片付けに時間を割くことの価値と重要性についても。
改めて、私は空間というユーザーインターフェースを通じて、クライアントとそのご家族の暮らしの満足に向けた、最初の一歩のお手伝いをしているんだな、と腹落ちした。物理空間の不要なノイズを取り払い、同時に頭の中を澄み渡らせ、自分らしい生き方や暮し方を創っていくきっかけを作るお手伝い。
UXデザイナー時代から、デザインの対象が広がっている。”システム画面”から、カタチのない”多様なワークスタイル”、そしていまは、”住まいという器からアプローチするライフスタイル”へと。いつだって”Human”が中心にあるけれど、今ほどその人、その人の”あり方”が大切だと思うことはない。
次に出会うクライアントが今から楽しみでならない。
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