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ぺるあん第9回駒場祭演奏会
こんにちは、東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶるです。
第9回駒場祭演奏会は2021年11月21日に終演いたしました。ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。こちらの記事ではプログラムを公開しております。
演奏会はこちら
~ごあいさつ~
東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶる第9回駒場祭演奏会をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今年度の駒場祭演奏会は、昨年と同様にオンラインでの開催となりました。依然として自由に練習を行うことが難しい状況ではありましたが、練習場所を工夫したり少人数の練習を取り入れたりすることにより練習量を補うなど、よりよい演奏会を作り上げるための取り組みを進めてまいりました。クラシックやポップスの有名な曲に加え、団員が編曲を行った曲、本格的な打楽器アンサンブルの曲などを揃え、これまで以上に充実した演奏会をお届けします。
打楽器だけの濃密なひとときを、ぜひお楽しみください。
代表 深町航太
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~曲目~
ゴリウォーグのケークウォーク~組曲「子供の領分」より
美星の降る夜に…願い、やがて強靭な心と翼を持った~
ずっと真夜中でいいのに。メドレー
ドレミパイプによる 『カルメン前奏曲』
Catching Shadows
Jump Up, Super Star!
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~曲紹介~
ゴリウォーグのケークウォーク~組曲「子供の領分」より
マリンバ3重奏 | comp. Claude Achille Debussy / arr. 安部百合
「ゴリウォーグのケーク」は、フランスの名作曲家ドビュッシーが、自身の娘への誕生日プレゼントとして作ったピアノ組曲「子供の領分」の最後を飾る曲です。彼が当時興味を持っていたケークウォークというアフリカン・アメリカン発祥のダンスから着想を得て、彼の娘が大好きだった人形のゴリウォーグが踊り出すイメージで作曲されました。
今回は、ピアノ曲として知られているこの曲をマリンバ3重奏でお届けします。原曲の持つ特徴的で軽快なメロディや変則的なテンポ感を奏者3人で息を合わせて表現しています。マリンバの暖かい音色で奏でられる、ピアノ版とはまた違った演奏をお楽しみください。
美星の降る夜に…願い、やがて強靭な心と翼を持った~
打楽器5重奏 | comp. 片岡寛晶
この曲は、ある美しい夜の情景をジャズの雰囲気のもとで表現した曲です。
前半部ではマリンバを合図に、星降る夜空の美しさをムードたっぷりに歌い上げます。星の煌めきを感じさせるグロッケンの響き、マリンバの豊かなハーモニー、ヴィブラフォンの幻想的な旋律に耳を傾けてみてください。
そして後半部に入ると曲は勢いを増し、エネルギッシュな雰囲気へと一変します。鍵盤楽器同士の掛け合いや、膜鳴楽器の疾走感あふれるリズム、終盤のティンパニの大迫力の演奏が見どころです。
満天の星空を思い浮かべながらお聴きください。
ずっと真夜中でいいのに。メドレー
打楽器5重奏 | comp. ACAね・ぬゆり
「ずっと真夜中でいいのに。」は、2018年のデビュー以来、大きな反響を呼び続けている音楽ユニットです。今回はその楽曲の中から4曲を選び、メドレー形式でお届けします。
1曲目の『秒針を噛む』では、ボーカルの優しくも切ない歌い方をマリンバの音色で表現しています。そこに加わるヴィブラフォンとグロッケンのフレーズが、切なさをより際立たせています。
ドラムのカウントと同時に雰囲気が一変し、2曲目『お勉強しといてよ』へ突入します。マリンバとドラムによるテクニカルな演奏は、どこか電子音楽のような無機質な響きを思わせます。
メドレーは3曲目『脳裏上のクラッカー』へと続きます。ボーカルの抑揚のきいた歌い方を、ヴィブラフォンで忠実に再現しています。グロッケンとの掛け合いにもご注目ください。
4曲目の『あいつら全員同窓会』では、一転して活気に満ち溢れた曲調へと変わります。ボーカルとベースを演奏するマリンバがアンサンブル全体を前進させ、生き生きとした空気に包まれながら曲はクライマックスを迎えます。
原曲とは一味違う、打楽器による「ずとまよサウンド」をどうぞお楽しみください。
ドレミパイプによる 『カルメン前奏曲』
ドレミパイプ8重奏 | comp. Georges Bizet
フランスの作曲家ビゼーが作曲したオペラ『カルメン』は、移動型の民族であるロマ族の女性カルメンと彼女を取り巻く男たちの恋愛を描いた作品です。この作品の幕開けに流れる前奏曲は、主人公カルメンと恋仲にある闘牛士をテーマにした力強いメロディーが印象的であり、今日では誰もが知る名曲となっています。
今回はその『カルメン前奏曲』を、団員の編曲によるドレミパイプの演奏でお届けします。ドレミパイプの歯切れ良い音はリズミカルな曲調と相性が良く、ドレミパイプ8重奏という小さな編成ながらも迫力ある演奏をお楽しみいただけます。また、音域によって響きが変わるというドレミパイプの特性を活かして、原曲のオーケストレーションを再現することにも挑戦しました。
カラフルなパイプを使った、見た目もサウンドも明るく華やかな演奏を、どうぞお楽しみください。
Catching Shadows
打楽器6重奏 | comp. Ivan Trevino
Catching Shadowsは、「対」となる二人のソロマリンバを軸とした、三つのテーマと中間部からなる三部形式の曲です。
序盤では三つのテーマが提示されます。第一のテーマは、マリンバとヴィブラフォンがそれぞれ短いモチーフを繰り返し奏で、リズムが重なることにより緻密な16分音符のフレーズとなってあらわれます。そこに、1stマリンバとヴィブラフォンの流れるようなメロディーが第二のテーマとして続きます。対照的に、第三のテーマでは2ndマリンバとカホンが主体となり力強いリズムを刻みます。
中間部では二人のマリンバによる対話が繰り広げられ、さらにグロッケンのメロディーが幻想的なイメージを演出します。
終盤では三つのテーマが再び演奏されます。曲のクライマックスでは第二、第三のテーマが一体となって押し寄せ、大きなうねりを生み出します。
六人の奏者が織りなす、緻密なアンサンブルをお楽しみください。
Jump Up, Super Star!
打楽器12重奏&ベース | comp. 久保直人
2017年に発売された任天堂switch用ソフト「スーパーマリオ オデッセイ」に収録されている『Jump up, Super Star!』は、マリオシリーズ初となる本格的に歌詞の付けられた曲として話題になりました。今回はこの曲を、団員自ら打楽器アンサンブルに編曲してお送りします。
原曲はビッグバンドによるジャズ調で、マリオが繰り広げる壮大な冒険のように明るく楽しく爽快感に満ちています。その華やかさを全面に押し出した、13人という大人数で創り上げる、楽器をふんだんに用いた賑やかな演奏をお楽しみください!
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~「ぺるあん」について~
2013年に設立された打楽器アンサンブル団体で、今年で設立9年目となります。演奏を通して打楽器の魅力を伝えることを目標に活動し、毎年演奏会を開催しています。
さまざまな大学の学生・院生など打楽器が好きな人たちが、自由な雰囲気で仲良く練習しています。
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収録会場・練習会場:プロフェッショナル・パーカッション / スタジオSHINKI / PSP会議室(荻窪) / みのぶスタジオ