~打宴~ぺるあん10周年演奏会【第三席】
こんにちは~!東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶるです!
2022年11月18日から20日に第10回駒場祭演奏会【~打宴~ぺるあん10周年演奏会】を開催いたしました🥁🎶
ぺるあんは今年10周年を迎えたということで、今回の演奏会では、3日間にわたり13曲の打楽器アンサンブルをお届け!様々なジャンルの曲が登場しますので、お好きな曲を聴いてみてくださいね😊
こちらの記事では第三席のプログラムを公開しております。
第一席のプログラムはこちら
第二席のプログラムはこちら
ご覧いただいた皆さまありがとうございました😊
第一席はぺるあん公式YouTubeチャンネルにて公開中です!まだ演奏を見ていない!もう一度見たい!という方は下のリンクからぜひご覧ください🎵
~ごあいさつ~
東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶる第10回駒場祭演奏会【〜打宴〜】をご覧くださりありがとうございます。
当団は今年で設立10年目を迎えました。それを記念して、昨年の駒場祭から演奏曲を2倍に増やし、3日間にわたってお送りします。演奏曲の増加に伴い準備の負担も大きくなりましたが、10人を越える新入団員を迎え、例年より早い時期から練習や準備に取り組んでまいりました。
今回のプログラムは「和・日本」をコンセプトに、日本の祭りをイメージした曲や、日本で人気のある曲を中心に構成いたしました。多くの打楽器を使用したアンサンブル曲から、団員が編曲、そして作曲したものまで、今回も打楽器の魅力を隅から隅までご堪能いただける曲をご用意しております。打楽器を愛する団員たちがお届けする、打楽器の魅力がたくさん詰まった演奏会を、ぜひ最後までお楽しみください。
代表 橋本友莉
~第三席曲目~
上を向いて歩こう
こんぺい糖の精の踊り・トレパック~くるみ割り人形より~
Mechanical Sensations
日曜大“鼓”
打楽重奏のための『今昔童歌集』より「籠目籠目」
マツケンサンバⅡ
~曲紹介~
上を向いて歩こう
打楽器5重奏 | comp. 中村八大
この曲は1961年、坂本九の歌唱により初めて披露されました。レコードが発売されると大きな売上を記録したものの、坂本の個性的な歌い方が歌謡界にあまり受け入れられなかったのか、国内業界からそこまで高い評価は得られませんでした。しかし翌年以降、日本では欧米で「sukiyaki」「忘れ得ぬ芸者ベイビー」など原題と全く異なるタイトルで紹介され、アメリカをはじめとした各国で大ヒットしました。ことばの壁を超えて世界的に評価された『上を向いて歩こう』は、今日まで国内・海外を問わず多くのアーティストによってカバーされ、長く愛され続けています。
そんな世界的ヒット曲を、今回は団員が打楽器5重奏に編曲しました。
耳に残るシンプルなメロディーに遊び心を加え、スウィングのビートに乗せてお届けします。奏者の個性あふれるソロにもご注目!
こんぺい糖の精の踊り・トレパック~くるみ割り人形より~
打楽器4重奏 | comp. Peter Ilyich Tchaikovsky / arr.林直樹
「くるみ割り人形」は、ロシアの作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽です。彼の曲を使用した同名のバレエ作品は、クリスマスイブにくるみ割り人形を贈ってもらった少女が、その夜人形とともに夢の世界でお菓子の国を旅するというストーリーになっています。クリスマスを舞台としていることもありクリスマスシーズンには盛んに上演され、今なお世界で愛される作品になっています。
くるみ割り人形は数多くの曲により構成されています。今回はその中から2曲を演奏します。1曲目はこんぺい糖の精の踊りです。こんぺい糖と訳されているこのお菓子、実はドラジェというアーモンドを色とりどりの砂糖の衣で覆ったお菓子なんだそうです。バレエの中では最後の方に演じられ、作品中の大きな見せ場となっています。2曲目はトレパックです。この曲は16〜17世紀のフランス宮廷で珍重された飴菓子・大麦糖(ねじり飴で素朴な味がするんだとか)の精を象徴する踊りなのですが、そのなじみの薄さから多くの場合「トレパック」という踊りの名前で知られています。トレパックとは、ウクライナの農民による踊りのことと言われており、その力強さが一貫して表現されています。
本日はこの2曲を鍵盤打楽器の4重奏で演奏します。クリスマスの夜の夢の世界を想像しながらご覧ください!
Mechanical Sensations
打楽器5重奏 | comp. Eric Sammut
「機械的な知覚」と直訳されるこの楽曲は、リズムやハーモニーに様々な遊び心を感じられる楽曲です。
曲の前半には、一定の幅で重なり続けるメロディー、それと異なる拍子で動く伴奏、不協和音等、不安定な要素が多く盛り込まれています。
曲が進むにつれて緊張感が高まり、狂気を孕んだ8分の7拍子へと突入したあと、激しいドラムソロによって一度区切られます。
後半は、それまでの禍々しい雰囲気を吹き飛ばすかのように、クラーベのリズムを土台としたノリの良いサルサ的な曲調へと変化します。
心地よいコード進行と共に、マリンバ・ヴィブラフォンのリズミカルなソロ回しが繰り返されたのち、曲はさらに高揚感を増し、弾けるように唐突な終わりを迎えます。
独特な曲調のもとで、5人の奏者によって繰り広げられる複雑なリズムや旋律の絡み合いをお楽しみください。
日曜大“鼓”
大工道具4重奏 | comp. ぺるあん団員
今日も大工さんたちは大忙し。リズム良くトンカチで釘をどんどん打っていきます。あれ、このリズム、どこかで聞いたことのあるような、、?威勢の良い大工のどんちゃん騒ぎが始まります。
日常生活で使う様々なものを楽器にしてみよう!というコンセプトの下、今回は「工事現場」をイメージした道具を使っています。中央の木枠も団員がDIYしたものです。個人的なイチオシはポリタンク。大太鼓のような低音の鳴りがとても良いです。曲後半ではポリタンク3重奏になる部分もあるのでお楽しみに。
打楽重奏のための『今昔童歌集』より「籠目籠目」
打楽器7重奏 | comp. 濵口大弥
「かーごめ、かごめ、かーごのなーかのとーりーは......」
小さいころ、きっとみなさんはこのように歌ったことがあると思います。あるいは公園に行けば、今でも「かごめかごめ」をして遊ぶ子どもたちを見かけるかもしれません。
目を隠した鬼の周りを歌いながら回って遊ぶ、子どもたちの様子を思い浮かべてみてください。それはきっと、懐かしくも不思議なものではないでしょうか。
この曲は、そんな遊びで歌われてきた童歌「かごめかごめ」のテーマが、時に激しく、時に静かに展開される変奏曲です。さまざまな打楽器が重なり合って生まれる複雑な音色が醸し出す、神秘的な雰囲気をお楽しみください。
マツケンサンバⅡ
打楽器9重奏 | comp. 宮川彬良
ギラギラした金の着物を着て踊る”あの”曲といえば……そう!マツケンサンバです。マツケンサンバは、俳優・松平健が2004年の舞台公演から歌い続けてきた歌謡曲で、ⅠからⅣまでシリーズになっています。中でも最も有名なマツケンサンバ”Ⅱ”は、まだまだ苦しいことの多い日本の現代を明るく照らすものとして、どうやら再燃現象の真っ只中にあるようです。
ところで原曲は「叩けボンゴ」という歌詞で始まりますが、そもそもボンゴはサンバで使われる楽器ではありません!4つ打ちのビートもハーモニーを支えるストリングスも、「サンバ」と定義されるそれとは全然違いますし……そんなことはさておき、この曲の真髄は皆で楽しく踊るCarnivalであるということです。今回は、打楽器らしい音色が活きたオリジナルの編曲でお届けします。辛いことも不安なことも全部吹き飛ばして踊りましょう!!!!
~楽曲一覧~
~「ぺるあん」について~
2013年に設立された打楽器アンサンブル団体で、今年で設立10年目となります。演奏を通して打楽器の魅力を伝えることを目標に活動し、毎年演奏会を開催しています。
さまざまな大学の打楽器が好きな人たちが、自由な雰囲気で仲良く練習しています。
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