進学校巡礼②【愛知県立一宮高等学校】
いつもありがとうございます!東京大学大学高等学校進学教育研究会(通称:東大進学校研)です!
本記事は進学校巡礼企画第二弾レポートとなっております!
最後まで読んでいただければ幸いです!
基礎情報【愛知県立一宮高等学校】
愛知県立一宮高校は、愛知県一宮市に位置する公立共学校です。
旭丘、岡崎、時習館、明和、刈谷などの強豪ひしめく公立王国愛知県で、「尾張地区の雄」としてトップクラスに君臨して続けてきました。卒業生では、市川温子(日本のニュートリノ研究の牽引者)、コバ(いだちゃんねる)など、地元の政財界に限らず、多分野で活躍する人々を輩出しています。
通称、「ヤリ高」。決していかがわしい意味ではありません。
この通称の歴史は長く、戦前に遡ります。戦前の旧制中学校時代に、前身の一宮中と県一中(現:旭丘)がどちらも「イチ中」となることから、混同を避けるため「ヤリ中」(または県の第六中学校であったため「ロク中」)と呼ばれていたようです。
「ヤリ」の語源については諸説あります。
……より詳しく調べてみるとおもしろそうですね。いずれにせよ、やり手の高校であることには変わりありません。
巡礼レポート【愛知県立一宮高等学校】
2024/11/8(金)午後22時過ぎ、東大進学校研の一員である筆者は単身、一宮高校へ向かっていました。所用で愛知県一宮の近くを通る機会があり、せっかくならば行ってみようという思いつきでの巡礼でした。
最寄りの尾張一宮駅から閑静な住宅街の中を歩くこと約20分、、、
着きました!
暗いなか一人学校を熱心に撮る筆者は不審な雰囲気を醸し出していたことでしょう。怪しい目的ではございません。調査研究の一環です。
これらの写真で見るとよく分かりませんが、実はヤリ高、全国有数のボロい高校として有名です。特にトイレやプールはひどいらしく、卒業生に聞くと様々なボロエピソードを聞くことができます。
公立高校の設備のボロさはよく語られがちですが、なにしろ一宮高校は「グローバルリーダーの育成を目指す」名門校。教育環境についてもグローバル水準の整備がなされることを東大進学校研一同、願っております。
ヤリ高生の中で有名?らしい「青い屋根の家」(詳細は「いだちゃんねる」の動画の2:38付近をご覧ください)の方へ歩いていくと、、、
謎の石柱が。門の一部?何かの記念碑?この石柱が何かご存じの方はご連絡ください!
先ほどはボロいと言ってしまいましたが、やはり一宮高校の施設には公立校らしい素朴だがどこか洗練されていて魅力的な雰囲気を思わせるものがあります。まさに校訓「質実剛健」に相応しい校舎に思われました。
このように、学校の周りをぐるりと回るだけでも、いろいろな発見があり楽しかったです。
おわりに
以上、一宮高校レポートでした!
近年、伝統公立校の中高一貫化で話題の愛知県。中高一貫校導入により予想される中学受験の加熱は、中高一貫を導入していない一宮高校などの公立校にどのような影響をもたらすのでしょうか?今後も一宮高校には目が離せません。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
2025年も全国の進学校を巡礼していきたいと思います。今後とも東大進学校研をよろしくお願いいたします。
(2024/12/28)
参考文献等
一宮高等学校創立100年記念イベント.「ヤリのルーツ」. (2024.12.28閲覧) https://steinbach1967.wixsite.com/mysite/blank-7
いだちゃんねる.【母校】院試に向け初心に戻ってみた。. https://youtu.be/Nyx90GCj9Tg?si=9B6RxJbEbTMlwByr