
東京都立日比谷高等学校【進学校巡礼①】
はじめに
いつもありがとうございます! 東京大学高等学校進学教育研究会(通称:東大進学校研)です!
今日は進学校巡礼企画第一弾レポートです!
最後まで読んでくださると幸いです!
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基礎情報【東京都立日比谷高等学校】
東京都立日比谷高校は、東京都千代田区永田町に位置する公立共学校です。
戦前は東京府立第一中学校として「一中→一高→東京帝大」というエリートコースの一角を担い、圧倒的なブランドを持っていました。戦後しばらくの間も東京大学合格者数で200名近くに達し、合格者数ランキングで1位を取り続けるなど「名門校」の名をほしいままにしていました。
しかし1967年、のちに「日比谷潰し」と呼ばれることにもなる、悪名高き「学校群制度」という東京都の教育政策が日比谷を襲います。詳細は省略しますが、この政策により日比谷高校をはじめとして都立高校の進学実績は大きく凋落し、低迷期を迎えます。
しかし近年、急激に人気を取り戻し、「名門日比谷の復活」と叫ばれるほどになりました。現在は東京都の公立ではNo. 1の入試難易度と進学実績を誇っています。出身OBでは、内閣総理大臣経験者の阿部信行やノーベル賞受賞者の利根川進など、各界で活躍する有名人を輩出しています。
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巡礼レポート【東京都立日比谷高等学校】
2024/12/21(土)午前、我々東大進学校研は東京メトロ永田町駅に集合しました。国会図書館で各自文献調査を行ったのち(非常に有意義な研究のひとときを過ごしました!)、日比谷高校へ向かいました。

国会議事堂や自民党本部などに囲まれた厳かな街を抜けると見えてきたのは、、、

メ キ シ コ 大 使 館 です。国旗がデカかったです。
冗談はさておき、、、

ありました。君に逢いたかった。日比谷高校。

親の顔より見た、この赤いレンガ風の校舎。やっぱり、オシャレで堂々としていてカッコいいですね!!
中には入れませんでしたが、100周年記念の銅像が外から見えて一同大興奮でした。

右手には日比谷名物の新坂が!!!

新坂(しんざか)は日比谷の生徒の多くが登下校に使う坂で、生徒が遅刻しそうになりながら急いで上ることから、別名「遅刻坂」とも呼ばれます!笑

日比谷の生徒になったつもりで、筆者たちも思わずダッシュしてしまいました笑

坂を下り、プルデンシャルタワーを通り過ぎると、大きな鳥居が見えてきました。日枝神社というそうです。鳥居をくぐり、また坂を上ると、、、

ついに着いたのは、、、

正門です!!!こちらも味がある、オシャレな門でした!!さきほどの通用門の方が有名ですが、こちらが正門なのですね(一同は後で知りました)。。。

こちらも中には入れませんでしたが(泣)、奥には星陵会館と呼ばれる建物が見えました。「星陵」とは周辺一帯の呼称で、日比谷高校の文化祭や後援会の名称に冠されていることでお馴染みです。
一周するには坂を上り下りする必要があり、非常に疲れましたが、「星陵」の丘をしみじみと感じて楽しかったです。
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おわりに
以上、日比谷高校レポートでした!!
国家の中枢が日夜動く、日本の中心とも言うべき永田町という土地で、志を持ち、日々研鑽に励んでいる若い芽に思いを馳せながら見学させていただきました。
日比谷高校という学び舎が、日本を支える人材を輩出し続けていたのだと、そしてこれからも輩出し続けるのだろうと思うと、感慨深いものがあります。
有名なあの人も、遅刻坂を上って登校し赤い校舎で学んでいたのです。そして次代を担うまだ見ぬ彼らも、同様の高校生活を過ごすのでしょう。
公立校に追い風が吹きつつある今、日比谷は他の高校を引っ張り進んでいく存在となっています。日比谷に寄せられている期待は非常に大きなものです。東大進学校研一同、今後の日比谷高校の更なる活躍を願って、筆を置かせていただきます。(2024/12/21)
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