2025読書記録 No.1

『フミヤ先輩と、好きバレ済みの僕。』
著 椿ゆず


【あらすじ】(書籍より引用)
愛らしい見た目の高校生・幸朗は、おしゃれなカフェのイケメン店員・文哉にひとめ惚れする。奇跡的に連絡先を交換し、浮かれながら登校すると、突然超モサい先輩に呼び止められ…その男は文哉本人だった! 学校では容姿を気遣っていない文哉に、美意識の高い幸朗はショックを受ける。しかし、文哉の優しい内面を知るうちにどんどん惹かれていき…。「変な俺も丸ごと愛してね」「…キスしてもいい?」二人の“好きかもしれない”が“好き”に変わっていく過程に、尊さが大爆発!


【感想】
いやいやいや、ほんと、ねえ!!!(語彙力)
本当に尊い、最高すぎました……
これは大爆発です、間違いない。

まず、さっちゃん。
ひとめ惚れからの“好き”自覚、本当に恋する瞬間が垣間見えて、頑張れ!!って応援する気持ちしかなかったです。
自分ではフミヤ先輩に釣り合わないとか、嫌われるのが怖いとか、そんなふうに悩む姿が可愛くて、もう、そのままフミヤ先輩に全部見せちゃえよ!!って、心から思いました。
恋する君が優勝です。

そして、フミヤ先輩。
なにからなにまで、ズルい人だ。
わかってやってますよね、確信犯め。
誰がどう見ても、さっちゃんのこと好きじゃん、ねえ!!!はよ告れ!!!と何度思ったことか。
貴方の嫉妬心、大好物です。
愛が重めな貴方も優勝です。

さっちゃんの、自分を好きになるために努力できるところは本当にに尊敬するし、見習いたいなって思いました。
そんなさっちゃんが、心に抱える傷。
本当に些細なことでも、言われた側には永遠に残り続けるんですよね、言葉って……
だけど、それを包み込んで、癒すフミヤ先輩。
これで惚れない人はいないでしょう。
さっちゃんの傍にフミヤ先輩がいてよかったと思える瞬間でした。

さっちゃんの周りにも、フミヤ先輩の周りにも、素敵な人がたくさんいて、この物語の壁になれたこと、本当に嬉しく思います、幸せ。

お気に入りのプレイリストを流しながら読んでいた物語、明らかに失恋ソングが合わなくて、すぐに変えました、櫻坂46の『なぜ恋をして来なかったんだろう』です。
最初の鐘が物語に合いすぎて、もう、尊さの掛け算最高でした。

個人的ナンバーワンエピソードは、フミヤ先輩が今井に嫉妬……いや、体育の授業……もいいし、文化祭……うん、番外編ですね!!(訳 : 全部好き)
番外編ですよ、番外編!!!
これはぜひとも読んでほしい!!!
読まないとか、人生損してるから!!!ってレベルです、本当に!!
こんな二人の幸せ全開な時間まで見せてくれるんですか、ありがとうございます!!とお礼を言いたくなりました、最高です。

さっちゃんとフミヤ先輩は、いつまでも幸せでいるんだろうなあという妄想が止まりません、よすぎ。

素敵な物語に出会えたことに、大感謝です。

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