繰り返された悲劇、予備校ニチガク倒産に思うこと
2025年が明けて大学受験予備校ニチガクを運営する(株)日本学力振興会が破産するというニュースが飛び込んできた。
私は今回の破綻の詳細を知る立場ではないがニチガクと縁がある。
東京のニチガクと名古屋のニチガクは現在は全く資本関係にはないのかもしれないが源流は同じはずだ。
そして転職王の私は名古屋のニチガクに少しだけ在籍していたことがあるのだ。
私がニチガクの同業他社である明聖アカデミーに転職したのは98年の2月だった。00年の8月に一度退職したものの01年の5月に電撃復帰。
が、ある社員による策謀により四面楚歌の状況となり、そうなると残る理由もないので復帰後わずか7か月後の同年12月に退職。
その明聖アカデミーが突然教室を閉鎖し、みのもんたさんの「朝ズバッ!」でも取り上げられたのは07年のお盆前のことだが、この話は拙著『毎日が革命』に書いた通りだ。
明聖アカデミー同様、生徒を勧誘する営業マンがいる学習塾は個人情報の取り扱いが厳しくなった昨今もう存在しないと思っていただけに破綻のニュースではあるがニチガクの名前を聞いた時は驚いた。
僕が勤務していた頃は同業他社として現役合格ゼミナール、DSKパーソナルスクール、大学入試指導センター、学研GICなどが電話勧誘をしていて読者の中には実際に勧誘を受けた者もいるかもしれない。
『転職王』に書いたように子ども英会話教室に勤務していた時に転職情報誌『DODA(デューダ』に社員紹介の広告記事に掲載されたことがある。パラパラと他のページをめくっていた時に目に入ったのが明聖アカデミーの求人広告だった。20年前はこの種の求人が散見されたものの現在は見たことがない。先にあげた塾も現在は事業をしていないと思う。
そんな中、ニチガクだけはなんとか生き残ってきたようだが今回力尽きたわけだ。
金銭的被害だけでなく精神的なショックを受けた者もいるだろう。ただでさえ不安な受験直前期に寝耳に水だ。ただ人生は長い。後に武勇伝が語れるように今に集中し志望校合格という目標から目を逸らさずに受験当日を迎えてもらいたい。
かく言う私は高3の時に父親がリストラにあい、危うく就職をしなければいけないというピンチを乗り越えて大学に進学した。もっとも第一志望ではない大学だったし、卒業もしていないのだが……。
私は現在48才。学歴社会からはドロップアウトした身ではあるが幸せな人生を送っている。もし学生の中で相談したい者がいればXからDMを頂ければ無料でアドバイスをさせていただく。アカウントは下記リンク参照
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