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土筆

夏にはトマト栽培の為に杉菜を河原から取ってきて肥料を作る。
春先に杉菜の生えていたあたりに出向いて目を凝らすのだが土筆がなかなか見当たらない。
昨日はいつもの散歩道から離れて人通り少ない畑脇の土手を通りがかった。すると視界の端にひょこひょこという感じに草むらに背伸びしている土筆を見つけた。
1回分のつくしご飯にはは十分という量がとれた。
つくしのほろ苦さと茎のごたえがとても良く、今回は佃煮にしてから、炊きあがりのご飯にグリーンピースと一緒に混ぜ込んでみた。
春の味がする。春の動きを取り込んだ。

以前、この胞子を顕微鏡で眺めたが、なかなか面白い形をしていて湿度に応じて四本の弾糸を伸ばしたり縮めたりするのが観察できる。その興味深い生態に驚き感心する。

そして“つくし”という名前の響きが好きだ。

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