米スクエア(SQ)が100ドル突破!

決済サービスを提供する米国企業、スクエア(ティッカー:SQ)の株価が9月28日(金)の取引時間中に、100ドルを突破しました。

(引用元:スクエアウェブサイト)

スクエアは、中小事業者向けにクレジットカードサービスの導入支援を行なっている会社です。普段、みなさんがレストランや百貨店でクレジットカードを使う際、レジにある立方体の端末にカードを通すことが多いですよね。

これはクレジットカードの導入が認められた事業者が、お客様向けにクレジットカードでの買い物を認めているということになります。

しかし、中小事業者がクレジットカードを導入することは簡単ではありません。なぜなら、信用が必要になるからです。また導入費用も必要になります。

その点、スクエアを利用すると、スマホやタブレット端末にアプリを導入し、専用のカードリーダを端末に差し込むだけで、簡単にクレジットカード決済を導入することができるようになります。

さらに決済手数料も安く抑えることができます。こうして中小事業者向けに決済サービスを提供したのがスクエアの始まりでした。

2015年11月の上場から、3年弱。上場時の初値は11.20ドルでした。当時42億ドル(約4800億円)だった時価総額は、現在400億ドル(約4.5兆円)と、約10倍近くに成長しています。

(引用元:Google Finance)

テクノロジーとファイナンスを融合させて事業を行う、いわゆるフィンテック銘柄の一つとして、上場時から注目を集めていたスクエアですが、クレジットカード決済の他にも次々と新規事業の立ち上げや買収を通じた別事業への参入をしてきました。

例えば・・・

・個人間送金アプリSquare Cashの提供

・銀行免許の申請(のちに取り下げ)

・ビットコインの売買開始

・企業向け宅配のZestyの買収

・フードデリバリーのCaviarの買収

・ウェブ作成サイトWeeblyの買収

などです。特に最近では、Square Cashが米国のアプリストアランキングで常時1位を獲得するなど、ライバルのVenmo(ペイパル傘下)を猛追しているところです。

9月25日には、アナリストの目標株価が引き上げられ、株価が大きく上昇しました(前日比+10.8%)。野村インスティネットのアナリストは

「スクエアをFANGに追加し、FANGSにすべきだ」

と、米国の成長株の象徴であるFANG銘柄(Facebook、Amazon、Nvidia、Google(Alphabet))と同列に並べて、大きな期待を寄せています。

今後も、どこまで株価を伸ばしていくのか。目が離せません。

<ディスクレーマー>

・筆者はスクエア株を保有しています。

・銘柄の選択、売買判断は各個人の責任でお願いいたします。

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