先生のための政治経済学@関東vol.1 参加記録

この記事は、勉強会に参加した私の備忘録として書いています。学んだことを「記事」というアウトプットに変えることで、自分の中に落とし込もうというものです。



10月26日(金)「先生のための政治経済学」に参加してきました。
関西では人気がある講座のようです。関東では第1回目。参加者は教員(中高)だけです。

スピーカーの菅谷さん(very50代表)の話に、いつも刺激されています。

この勉強会の後半に、「次の企業を知っておくといい。デジタルディスラプションを起こしている」という話がありました。その企業を調べて、自分なりにまとめておこうと思います。


デジタルディスラプション
ITによって旧来あったものがアップデートされること。また、それにより旧来の形式が破壊されること。
例.「写ルンです→デジカメ」、「TUTAYA→ネットフリックス」、「カーナビ→Google Map」など


【知っておいたほうがいい、IT企業3つ】

① Upwork
② SoFi
③ オプティム
※本当は5つくらい紹介されてましたが、私にとって消化不良なのでここでは3つだけまとめます。

【Upwork】

Upworkとは世界最大のクラウドソーシングサイト。1千万人のフリーランサーが登録されている。つまり、自分ではできない特殊な注文にこたえてくれる専門家が1千万人いる、ということだ。しかも、比較的安価で簡単にお願いできるらしい。
例えば、ちょっとしたWebページをつくりたいとき、選択肢が2つある。1つは、自分でWebページの勉強をしてから自分好みにつくってみる。もうひとつの方法は、誰かにお願いする。
前者は、お金があまりかからない(勉強用書籍を買うくらい)かわりに、時間と労力が必要。
後者は、時間と労力がかからない代わりに、お金がかかる。

どっちをとるかは人それぞれだが、自分で何時間もかけて作ったものは、満足感が高いが、素人が作ったもの。プロに任せて、いいものを短時間でつくろうという発想も全然あり。

かつては、なにかしらのプロとつながることさえ結構大変だった。その大変さはITの進化によって取っ払われた。活気的である。


【SoFi】

Social Financeの略。
オンライン上で、「お金を借りたい人」と「お金を貸したい人」をつなぐソーシャルレンディングを行っている会社。

お金を借りる(ローンを組む)とき、今までは銀行から借りたり、政策金融公庫から借りたり、手順も利子も大変だった。
ITの進歩によって、オンライン上でお金を借りられるし、銀行などの大きなところから借りなくてもよくなった。
例えば、「〇〇大学にいくための学費をかしてほしい!」と思ったら、SoFiを通して、どこかの一般人で学生を応援したい人から今までより低い利子で借りることができる。

SoFiは、全米の学生ローンの借り換えが最大となっている。

SoftBankが投資していることで話題にもなった。


【オプティム】 

佐賀大学の中にオフィスがある企業。

IT×農業の会社。
ドローンを使って農薬を散布している。
労力が大幅に削減し、さらに「害虫がどこにいるか」、「病気になっているところ」をAIを利用して画像分析できる。
分析により、「ピンポイント農薬散布」が可能。
農業という仕事を、「ドローンパイロット」という仕事に変えた企業である。



【感想ー変化が速すぎる】

「実家の農家を継ぎたい」という夢を掲げ、農学部に進学を決意した生徒がいたとします。しかし、オプティムのような企業がもっと増えてくる未来の社会では、「彼が思い描いていた農業」は、彼が成人するころにはすでに無くなっている可能性があるでしょう。

ITの進化、企業の開発によって若者が夢みた仕事は、仕事ではなくなっていく。。。その事実に気づかされました。

そして、自分は”比較的アンテナ広くもっている”と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
上記、紹介した3つの企業のことをまったく知らなかったんですから。

情報は武器だ、というのはよく言われます。
今は、情報は武器というより、情報をもっていないとなにもできない、どうしようもない、という感じがします。
情報は武器かもしれませんが、それは護身用の棒程度のもの。もっていないとサバイバルすらできません。


アンテナを広くはり、必要な情報を大量に獲得しておきたいですね。インプットがないと、検討違いの道に進むおそれがありますから。








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