対話型鑑賞における”ディスクリプティング”とは?
「言葉にするのが難しいなあ」と感じることはありますか?それらに言葉を与えるには、どうすればよいのでしょうか?
ぼくたちは、自分の感情を味わいながら生きています。そしてその感情は、何かものごとに触れたときに起こります。
ふと道端で小さな花を見たあとや、友人にあることをズバリ言われたあとなど、なにかの拍子に気持ちがゆれます。その”ゆれ”を体が感じ取ります。
その”ゆれ”はどこから生じたものですか?
このような問いを自分になげかけながら言葉を探してみてください。そうすると、言いようもないことを自分なりに意味づけたり、他人と共有したりすることが少しだけ容易になっていきます。気持ちの共有ができると、心地よい関係性がつくれます。
対話型鑑賞から考える、言いようもないものを言葉にするためのヒントについて今日は考えてみました。
このマガジンは、アートワークショップの設計を専門とする臼井隆志が、ワークショップデザインについての考察や作品の感想などを書きためておくマガジンです。対話型鑑賞イベントの実施に加え、週1~2本、2500字程度の記事を公開しています。
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"ディスクリプティング"という技法
さて、感情に適した言葉を見つけるには、コツが必要です。自分の知覚を言葉に置き換える作業を、少しづつ練習していく必要があるのです。
そのようなトレーニングになりうるのが、アート作品の”ディスクリプティング”だと思っています。今日はその方法について書きます。
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