アーティストに「ファシリテーション」の学習機会を提供する必要
こんばんは、臼井隆志です。アートの探索マガジンを更新します。
今日は、ぼくの美術館や劇場の教育普及について、ぼくの意見を書きます。
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パフォーマンスは、想像を喚起する。
ファシリテーションは、想像を創造につなげる。
これは、俳優でワークショップ・ファシリテーションの経験もある米川幸リオンさんの言葉だ。ぼくが主宰のひとりをつとめる「コネリングスタディ」の一環で行われた「虚体験ファシリテーションスクール」という企画に参加したときに語られた言葉である。
演劇やダンスなどのパフォーマンスは、観客の感覚・記憶を呼び起こし、さまざまなイマジネーションを喚起させる。一方、表現を触発するファシリテーションは、参加者のなかにおこったイマジネーションを表現活動に接続していく。
コネリングスタディでは、Aokid、チェルフィッチュといったさまざまなパフォーミングアーツの表現者たちとともにワークショップを作ってきた。いずれの場も、アーティスト、観客、表現者の役割が渾然一体となる場が生まれていた。アーティストによる表現が観客を触発し、観客がいつのまにか表現活動の参加者になっていくような、そんな場ができあがってきたのだ。
こうしたワークショップの場には、大きな可能性がある。今日は、このように、アーティストがファシリテーションを行う意味について考えてみる。
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