テックベンチャーの理念と「敵対性」
こんばんは、臼井隆志です。アートの探索マガジンを更新します。
今日は、一時期美術界を賑わせた「敵対性」の概念を参照しながら、気候変動時代に命をつなぐために常識をつくりかえようとするテックベンチャーの理念作りについて考えてみました。
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テックベンチャーの理念開発
10月から、個人の仕事でテックベンチャーのビジョン開発のお手伝いをしている。「テックベンチャー」とは、研究機関で発見された新しい技術を用いて、社会課題を解決するためのさまざまな手段を社会に提供するための企業のことを指している。
そこには、まだ社会的に普及していない技術を用いて、賛否両論を乗り越えようとする身振りがある。それは同時に、気候危機時代に人々の命をつなごうとする身振りでもある。新しい技術で世界を変えようとしている人たちに出会うと、感化されるものがある。
なぜなら、そぼくに、ぼくは子どもと共に暮らしている一人の親として、子どもたちが生きていくこれからの地球と人類が心配しているからだ。
2030年には、人類に供給されるべきタンパク質の生産量が足りなくなるとされている。このまま気温の上昇が続けば、暴風雨の増加、海面上昇、山火事などの災害の増加は免れない。
しかし、それに対して何か明確にアクションできているかというと、そうではない。その罪悪感のような気持ちをこころのどこかに持ちながら日々生きているのだが、循環型社会を目指すテックベンチャーで働く人たちは、そこを諦めていない。
テックベンチャーのデザインにおける課題
しかし、テックベンチャーにも多くの課題は存在する。技術はあり、かかるコストとあげられる収益、そのためにするべき活動などのビジネスモデルがある程度整理されていたとしても、関係者を巻き込むために「私たちが何をしようとしているのか」を語る言葉や、関係者がイメージを沸き立たせるような場や資料、グラフィックを含むデザインがない場合がある。
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