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汗疱、異汗性湿疹。

私は手汗が多い方なので、年に数回「汗疱(かんぽう)」に悩まされます。「異汗性湿疹(いかんせいしっしん)」とも呼ばれます。

私の場合、まず手の指先に小さな発疹が数個でき、触ると痛みを覚えます。この症状のみで自然に治っていくパターンもあるのですが、進行すると指先や手のひらに小さな水疱がたくさんできてきます。この時点では痛痒さがあり、刺激にも敏感になるのでスマホを持つのさえつらくなります。3段階目になると、水疱が破けて皮がむけていきます。さらに刺激に弱くなるので、皮むけが悪化すると血が滲んだり、浸出液が出てきてべたべたになります。

フェーズ1:発疹

「あれ?もしかしてまた汗疱・・・」と気付く段階です。小指か薬指の側面に数個、赤く小さな発疹が発生します。押すと痛いです。保湿クリームなどでケアをしているとそのまま治ることもあります。治らない場合は、次のフェーズに進むことになります。

フェーズ2:水疱

1ミリくらいの小さな水疱がたくさんできます。指先に集合して発生することが多いので、見た目にも大変キモいです。痛痒いです。私は小指、薬指、手のひらによく発生します。何かを触るのも痛いので、木綿の手袋をして過ごします。

フェーズ3:皮むけ

水疱が破れてくると皮むけとなります。むけたあとに見える皮膚は薄いので、ここにシャンプーなどの刺激が加わると、薄い皮膚までも荒れて血が滲んだり、浸出液がでてきたりします。触るもの全てがベタベタになるので手袋が欠かせないのですが、そのまま手袋をすると張り付いて大変なことになります。あせも用の薬としても売っている「亜鉛華軟膏」を塗り、乾燥させて対処します。亜鉛華軟膏は真っ白で目立つので、これを塗った上から木綿の手袋をします。

治療について

皮膚科ではマイザー軟膏などのステロイドが処方されます。紫外線治療というのも存在します。痒みがひどい場合は抗アレルギー薬も使われるようです。

予防について

汗をかかないのが一番の予防らしいですが、かくなと言われても難しいですよね。汗を抑える方法には以下のようなものがあります。

・塩化アルミニウム溶液・・・刺激が強く手荒れするらしい
・クロルヒドロキシアルミニウム・・・刺激がマイルド
・ボトックス注射・・・数ヶ月しかもたない、保険適用外
・胸部交感神経遮断手術(ETS 手術)・・・保険適用だが副作用あり

洗剤の刺激もよくないとのことなので、水仕事の際は炊事用手袋の使用が推奨されています。フェーズ2以降はシャンプーも痛くてつらいので、私はビニール手袋を着用してシャンプーしています。(多分普段からシャンプーに触れなければ予防になるのだと思います)

まとめ

まとめると、現時点での私の場合の対処法は以下のとおりになります。

フェーズ1・・・メディカルクリーム*を塗って悪化しないよう祈る
フェーズ2・・・手袋をして過ごしつつ悪化しないよう祈る
フェーズ3・・・手袋をして過ごしつつ早く治るよう祈る

・・・ETS手術が10万円ほどで受けられるようなので検討します。


汗疱にはヘパリン類似物質の保湿クリームがよいらしいのですが、私はポムポムプリンが可愛いメディカルクリームを持っているのでそれで代用してます。メディカルクリームにはカンフルが配合されているのですが、カンフルには血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用、清涼感などの効果があるとのことです。

4/25追記

今回は保湿をめちゃくちゃ頑張ったら、フェーズ2の水疱を保った状態から浸出液が染み出してきました。仕方なく亜鉛華軟膏を塗ったら、一気に乾燥してフェーズ3になりましたとさ。亜鉛華軟膏、いいのか悪いのか・・・。早く治って欲しいです。

5/9追記

やっと全ての皮が剥け切り、新しい皮膚もある程度丈夫になって手袋生活から解放されました!治ったと言って良いでしょう。今回は4/15頃から始まっていたので、そこそこ長かった…。皮膚のターンオーバーにかかる期間って28日とかでしたっけ?指先の皮が全てボロボロになりましたので、やはり完治にはそれに近いくらいの期間は必要なようです。再発しないよう、手汗はまめに拭き取るよう気をつけようと思います。

2021年追記

2021年版を書きましたので、よかったらそちらもご覧ください。


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