若者は選挙に勝てないのか
はじめに
若年層と中年の生きる力の元に生活している多くの高齢者。そんな彼らが有意義に生活している現状を生み出している要因の一つは「選挙」!
『若者が選挙に行っても変えられない』と嘆く声が多いが、本当にそうなのか?少し考えてみた。
人口の比率
若年層(20歳〜34歳):18230万人
中年層(35歳〜64歳):48890万人
高齢者(65歳以上):35840万人
人口比率で見れば、65歳以下が全員投票を行えば高齢者を上回る事が可能である。また65歳以上の半数は通院もしくは入院しているため、投票数を上回る希望が見えてくる。
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2021/zenbun/03pdf_index.html
選挙の比率
令和3年の衆議院選挙の比率を見てみた。
全体55%
10代:43%
20代:36%(4272万人の投票)
30代:47%(6388万人の投票)
40代:55%(9866万人の投票)
50代:62%(10191万人の投票)
60代:71%(11021万人の投票)
70代以上:61%(16878万人の投票)
20歳〜59歳までの投票:30717万人(10代抜き)
60歳以上の投票:27899万人
投票率をみると30代以下の投票率が低い事がわかる。また30代以下は人口の半数以下しか投票していないのに関わらず、40代以上は半数以上が投票している現状だ。
59歳まで含めた投票人数だと高齢者を上回れるが、今後高齢者となっていく50代の投票数は自ずと高齢者側に流れていくと考えられる。
現状のままだと今後の選挙も高齢者の勝利となるだろう。
まとめてみて
1.若者投票率の低さが目立つ。
『投票しても変わらない』と思う現状でもあるが、まず投票をしなければこの論争のスタートすら出来ないと思った。
仕事をしない政治家やシルバー世代に強く言える「選挙券」を使わないで、嘆くのは違う。まずは使ってみて、投票率が高齢者に近づいてから文句を言わなければ。
2.中年層をどう取り入れるか
50代以上の投票数は高齢者側に流れるが、30代・40代の投票数は若者よりに出来るのではないかと思った。
30代・40代では子育てや教育費の充実性を求む声が多い。また共働きで生計を立てなければならない現在。より一層政策の見直しに、着目出来るのではないかと思った。
そして、今は18歳から投票が可能であるので、家族で話し合い、家族で投票ということも目指せると思った。
結論
このままでは勝てない。そもそも勝負すら始まっていないと感じた。
まずは投票率を上げないことには、見向きもされないだろう。なぜなら、最初っから負け確を意識している雰囲気が高齢者達にも伝わっているからだ。
まずは選挙に赴く、その行動が必要である。