ほのかなり君がふるさとの白
好きになった人のことはなんでも知りたくなるのが、人の性というものである。どんな服を着て、どんな休みを過ごし、どんなものを食べて育ち、どんな音楽を聴き、どんな本を読み、どんな人に囲まれて過ごし、どんな人に恋をしてきたのか。ただ気の合う人とか、一緒に過ごして楽しい人というだけでも知りたくなることがないではないが、やはり好きな人のことというのは特別感があるし、あの人の知らなかった一面を知る瞬間にしか得られない感慨がある。知りたくないことを知ってしまうこともあるが、良くも悪くも平静で