プロ野球 戦力外選手 2024ファーム成績比較 打者編
◼️Aランク 即戦力かも
ソフトバンク 69 仲田 慶介 内野手 両打ち
(25歳=2021年ソフトバンク育成14位)
→西武獲得調査
24試合88打席
打率.403 1本塁打 11打点 0盗塁
出塁率.466 長打率.519 被三振率.168
OPS.985 RC27 8.84 XR27 8.59
俊足と強肩が武器で内外野を守れるユーティリティプレーヤー。2024年シーズン開幕前に支配下登録を勝ち取り、一軍で24試合に出場したがシーズンオフに戦力外通告と育成再契約の打診を受け、返答を保留した。二軍の成績は打率4割超え、12球団で最も高い期待値の成績となっていて、複数球団の争奪戦になってもおかしくない。
中日 66 ビシエド 内野手 右打ち
(35歳=2008年ホワイトソックス)
→4球団が交渉中
72試合256打席
打率.300 8本塁打 31打点 0盗塁
出塁率.375 長打率.484 被三振率.134
OPS.859 RC27 6.32 XR27 6.23
一軍では出場機会が限られ、結果を残せなかったものの、二軍では無双状態で、年齢的な衰えを感じさせない数字。今シーズンからは日本人選手扱いとなっており、獲らない理由がない。むしろ、その活躍を間近で見ていた井上新監督が一番獲得に乗り出したいのでは。
阪神 45 遠藤 成 内野手 左打ち
(23歳=2019年阪神4位)
→オリックスにテスト参加
126試合410打席
打率.262 0本塁打 30打点 30盗塁
出塁率.392 長打率.315 被三振率.203
OPS.707 RC27 4.73 XR27 4.79
打率はそこそこだがリーグトップの四球とリーグトップの出塁率、さらに30盗塁、高卒で入団以来、毎年ファームで文句なしの成長と結果を残してきたが、まさかの戦力外。複数ポジションもこなせるし、まだ若い。間違いなく取るべき選手。阪神の戦力外選手は投打ともに宝の山に見えるが、果たして。
阪神 92 片山 雄哉 捕手 左打ち
(30歳=2018年阪神育成1位)
90試合236打席
打率.310 2本塁打 21打点 1盗塁
出塁率.371 長打率.386 被三振率.198
OPS.756 RC27 5.03 XR27 4.85
豪快なフルスイングと俊足強肩を兼ね備えた攻撃型のキャッチー。2024年には2軍の主力として過去最高の成績を残したが、戦力外に。打撃成績は大変優秀でDHとしても使えそう。年齢はネックだが、愛知出身だし、中日さんどうでしょう。
横浜 103 村川 凪 外野手 左打ち
(26歳=2021年横浜育成1位)
→トライアウト受験
74試合124打席
打率.308 0本塁打 8打点 12盗塁
出塁率.364 長打率.421 被三振率.233
OPS.785 RC27 4.87 XR27 4.75
四国ILで40盗塁を記録した俊足が売りの外野手。2023年、2024年と2軍で打撃成績が向上するも、支配下登録されることなく戦力外に。DeNAは楠本が戦力外になるなど、外野手の層が厚い。俊足という一芸があり、かつ、この打撃成績なら、取る価値はある。
日本ハム 6 スティーブンソン 外野手
左打ち
(30歳=2015ナショナルズ2位)
51試合173打席
打率.321 3本塁打 26打点 9盗塁
出塁率.390 長打率.460 被三振率.126
OPS.850 RC27 7.21 XR27 7.11
2017年にメジャーデビューを果たした俊足巧打の外野手。一軍では結果を残せず一年での帰国になり、たぶん日本に戻ってくる気はないと思うが、二軍での成績は優秀。年俸1億円だと割に合わないが、安く獲れるなら、試す価値はある。
◼️Bランク まだやれそう
横浜 37 楠本 泰史 外野手 左打ち
(29歳=17年横浜8位)
→阪神が興味
65試合230打席
打率.263 4本塁打 19打点 3盗塁
出塁率.326 長打率.335 被三振率.156
OPS.716 RC27 4.56 XR27 4.53
2022シーズン、2023シーズンと94試合に出場し主力として活躍したが、2024シーズンは若手の台頭もあり出場機会に恵まれず、不調のまま戦力外に。2軍での成績は悪くないが、持ち味であるはずの出塁率が低いのが気になる。報道の通り、阪神移籍となるのか。
西武 46 鈴木 将平 外野手 左打ち
(26歳=2016年西武4位)
→トライアウト受験
47試合197打席
打率.270 2本塁打 20打点 11盗塁
出塁率.335 長打率.362 被三振率.109
OPS.697 RC27 4.39 XR27 4.43
2022、2023シーズンは準レギュラーとして1軍に帯同したが、2024年は左肘の手術を受けて、一軍出場が激減。シーズンオフのドラフト会議で外野手の指名が増えたことで戦力外となったが、二軍の成績は決して悲観するものではなく、まだやれそう。
広島 127 前川 誠太 内野手 右打ち
(21歳=2021年広島育成2位)
64試合173打席
打率.277 3本塁打 13打点 3盗塁
出塁率.351 長打率.405 被三振率.108
OPS.757 RC27 4.81 XR27 4.81
1年目2年目こそ、プロへの対応に苦労したが、3年目の今季は打撃が大幅に向上、長打も打てるようになり、支配下登録も近いかと思いきや、まさかの戦力外。二遊間を守れて、打てる21歳は、無限の可能性を秘めてるように見えるが、なぜ戦力外なのか。逆に、広島の編成に訊いてみたい。
西武 73 高木 渉 外野手 左打ち
(24歳=2017年西武育成1位)
→トライアウト受験
63試合243打席
打率.257 7本塁打 30打点 0盗塁
出塁率.335 長打率.388 被三振率.163
OPS.723 RC27 4.57 XR27 4.66
高校通算27本塁打のスラッガー。入団1年で早々に支配下登録を勝ち取るも、二軍では打てるが一軍では結果が残せず、6年目の戦力外となった。打率が少し物足りないが、二軍の成績は悪くはない。新天地で化けるかも?
西武 66 ブランドン大河 内野手 右打ち
(26歳=2020年西武6位)
9試合37打席
打率.286 3本塁打 4打点 0盗塁
出塁率.324 長打率.629 被三振率.200
OPS.953 RC27 6.91 XR27 6.73
沖縄で生まれ育ち、高校通算18本塁打。北海道六大学リーグで首位打者とベストナインを獲得し、西武からドラフト指名を受けた。入団後は度重なる怪我で、二軍の試合にも出場できず、2023年に育成落ち、2024年に戦力外となった。打席数が少なすぎて判断が難しいが、怪我さえしなければ打てそうな数字だ。
西武 55 コルデロ 外野手
(30歳=2017年パドレス)
76試合297打席
打率.270 6本塁打 37打点 0盗塁
出塁率.337 長打率.415 被三振率.225
OPS.752 RC27 4.70 XR27 4.52
年俸1億円だそうなので1軍で活躍できなければクビになって当然だが、2軍の成績は悪くない。安い年俸で獲れるなら、検討してもいい。ただ、二軍のピッチャー相手でも三振が多く、打撃が荒い。
◼️Cランク ちょっと厳しそう
ヤクルト 30 西田 明央 捕手 右打ち
(32歳=2010年ヤクルト3位)
→トライアウト受験
10試合26打席
打率.261 0本塁打 3打点 0盗塁
出塁率.346 長打率.304 被三振率.130
OPS.651 RC27 3.57 XR27 3.48
長年正捕手を務める中村悠平の陰で、2番手捕手としてチームを支えてきた強肩強打のキャッチャー。今シーズンは若手の台頭もあり、代打での起用が中心となり、1軍に帯同していたものの戦力外となった。球団職員の打診を断り、現役続行を目指す。経験豊富なベテラン捕手が必要な球団はどこか。
阪神 43 高浜 祐仁 外野手 右打ち
(28歳=2014年日本ハム7位)
70試合150打席
打率.273 0本塁打 13打点 0盗塁
出塁率.400 長打率.322 被三振率.338
OPS.722 RC27 5.11 XR27 5.20
横浜高校時代は通算38本塁打を記録した強打と、内野の全ポジションと外野も守れるユーティリティ性が武器。トレードで阪神に移籍して以降は怪我にも悩まさせる。出塁率4割は立派だが、2軍でこれだけ三振するのはいただけない。
日本ハム 37 江越 大賀 外野手 右打ち
(31歳=2014年阪神ドラフト3位)
→現役引退
48試合72打席
打率.217 3本塁打 7打点 1盗塁
出塁率.329 長打率.400 被三振率.383
OPS.729 RC27 4.85 XR27 4.96
2023シーズンに阪神からトレードで移籍し、自身初となる100試合出場を果たし、新庄監督のもとブレイクを果たしたかと思いきや、今季は守備固めや代走での起用に戻り、二軍暮らしが続いた。二軍の成績を見ると、打席数は少ないながら、長打力は健在だが、確実性が低く三振も多い。
巨人 60 菊田 拡和 内野手 右打ち
(23歳=2019年巨人3位)
→トライアウト受験
2024シーズン ファーム公式戦出場なし
※参考 2023シーズン ファーム成績
103試合356打席
打率.257 7本塁打 32打点 0盗塁
出塁率.315 長打率.385 被三振率.137
OPS.701 RC27 3.71 XR27 3.61
常総学園時代は、高校通算58本塁打を放ち、「常総のバレンティン」の異名をとった大型内野手。2023年には1軍出場を果たし、ポスト岡本と期待されたが、2024年は腰のヘルニアでシーズンを棒に振り、戦力外に。昨シーズンまでは2軍で打棒を披露していただけに、傷が癒えれば戦力化できる可能性を秘めている。
ソフトバンク 37 甲斐 生海 外野手
(24歳=2022年ソフトバンク3位)
2024シーズン ファーム公式戦出場なし
※参考 2023シーズン ファーム成績
69試合269打席
打率.233 8本塁打 40打点 2盗塁
出塁率.280 長打率.402 被三振率.204
OPS.681 RC27 3.69 XR27 3.78
豪快なスイングが売りの左のスラッガー。入団1年目はファームでその長打力を発揮したが、2年目となる今季は開幕前の練習中の事故で脳挫傷を負い、シーズンを棒に振った。入団からわずか2年で戦力外通知を受け、育成再契約の打診を受けたが、態度を保留。支配枠争いの厳しいソフトバンクから漏れた未完の大器に、手を伸ばす球団はあるか。
西武 123 宮本ジョセフ拳 外野手 両打ち
(25歳=2020年西武育成3位)
30試合63打席
打率.268 1本塁打 5打点 1盗塁
出塁率.317 長打率.375 被三振率.250
OPS.692 RC27 3.78 XR27 3.71
三重出身、愛知県の高校大学を経て、育成で西武入り。ガーナ人の父を持つ高い身体能力が売りだが、2023年に続き2年連続の戦力外となった。2024シーズンは、やっと打撃が上向いてきただけに、少しもったいないタイミング。中日さん、育成でどうですか。
オリックス 020 山中 尭之 外野手
(25歳=2021年オリ育成1位)
39試合110打席
打率.260 4本塁打 12打点 1盗塁
出塁率.327 長打率.420 被三振率.250
OPS.747 RC27 4.30 XR27 4.29
大卒後、BCリーグ茨城に入団し、プロ入りを果たした苦労人。持ち前の長打力を武器にファームでそれなりに結果を残してたが、3年で戦力外とやり、現役引退を決意。引退するには少しもったいない成績。
◼️Dランク 厳しそう
横浜 9 大和 内野手 右打ち
(36歳=2005年阪神4位)
5試合15打席
打率.200 0本塁打 3打点 0盗塁
出塁率.200 長打率.200 被三振率.066
OPS.400 RC27 0.81 XR27 0.92
※参考 2024 1軍成績
42試合94打席
打率.247 0本塁打 3打点 1盗塁
出塁率.289 長打率.259 被三振率.148
OPS.548 RC27 2.31 XR27 2.67
内外野を守れる守備の名手。今年も1軍に帯同していたが、8月に抹消され、その後、2軍でもほとんど出場機会がなかった。低年俸で取れれば、若手の見本ともなるが、引退は表明していないながら、体調悪化もあり、モチベーションが低下しているようだ。
横浜 0 大田 泰示 外野手 右打ち
(34歳=2008年巨人1位)
70試合212打席
打率.273 1本塁打 15打点 0盗塁
出塁率.325 長打率.352 被三振率.181
OPS.678 RC27 3.79 XR27 3.67
東海大相模高校で、高校通算65本塁打。ドラ1で巨人入り、松井秀喜の背番号55を背負った。日ハムに移籍後、主力となり、プロ11年目で1億円プレーヤーの仲間入りを果たすも、高年俸がネックとなり、事実上戦力外に。DeNAで復活を期すも、2024年シーズンは2軍でも持ち前の打棒が潜め、苦しい状況。
中日 30 三好 大倫 外野手 左打ち
(27歳=2020年中日6位)
→トライアウト受験
49試合111打席
打率.194 0本塁打 7打点 6盗塁
出塁率.239 長打率.223 被三振率.174
OPS.462 RC27 1.27 XR27 1.41
今シーズンはオープン戦で結果を残し、1番センターで開幕スタメンに抜擢。4月・5月は試合出場機会も多く、ポスト大島と期待されたが、その後2軍に降格し、まさかの戦力外となった。2軍に落とされた後の成績を見ると、そう判断されても仕方ない低調な数字。一度は掴みかけた1軍スタメンの座、他球団で再起なるか。
ヤクルト 66 三ツ俣 大樹 内野手 右打ち
(32歳=2010年オリックス2位)
79試合277打席
打率.213 1本塁打 10打点 0盗塁
出塁率.394 長打率.251 被三振率.256
OPS.645 RC27 4.17 XR27 4.32
中日時代に京田の代役として結果を残したが、ヤクルト移籍後は再び出場機会が減少。今シーズンは1軍出場がなく戦力外に。出塁率から滲むしぶとさはさすがだが、2軍でこの打率で、これだけ三振が多いと、厳しいか。
横浜 144 小深田 大地 内野手 左打ち
(21歳=2020年横浜4位)
46試合111打席
打率.245 0本塁打 12打点 0盗塁
出塁率.345 長打率.298 被三振率.212
OPS.643 RC27 3.67 XR27 3.71
強豪履正社高で、1年夏から三塁手のレギュラーを獲得し、高校通算34本塁打を記録。プロ入り後は、2軍でもなかなか結果が残せず、2023年に育成落ち、2024年には戦力外となった。
ロッテ 64 菅野 剛士 外野手
(31歳=2017年ロッテ4位)
→トライアウト受験
65試合191打席
打率.221 2本塁打 9打点 1盗塁
出塁率.348 長打率.286 被三振率.110
OPS.633 RC27 3.63 XR27 3.81
バットコントロールに優れた中距離バッター。昨年オフに怪我により育成落ち。今シーズン7月に支配下復帰したが、一軍出場がないまま戦力外に。一軍出場機会がなくても、二軍では安定した成績を残してきたが、今年は二軍でも打率が低迷。年齢的にも厳しいか。
西武 52 陽川 尚将 内野手 右打ち
(33歳=2013年阪神3位)
74試合269打席
打率.198 2本塁打 33打点 0盗塁
出塁率.320 長打率.260 被三振率.237
OPS.580 RC27 3.18 XR27 3.34
2023年に現役ドラフトで加入。2軍でこれだけ打席を与えられて結果が残せなかったのであれば、戦力外もやむなし。年齢的にも厳しい。
日本ハム 35 福田 光輝 内野手 左打ち
(26歳=2019年ロッテ5位)
73試合171打席
打率.178 3本塁打 19打点 0盗塁
出塁率.271 長打率.274 被三振率.212
OPS.545 RC27 2.16 XR27 2.37
豪快なフルスイングと俊足・強肩が売り。内野ならどこでもこなせる。法政大の主将としてドラ5でロッテ入り。その後、トレードで日ハム入りするも一軍に定着できず。ファームでこれだけ打席に立ってこの数字なので、厳しそう。
中日 94 ディカーソン 外野手 左打ち
(34歳=2011年パイレーツ)
31試合95打席
打率.202 2本塁打 9打点 0盗塁
出塁率.295 長打率.321 被三振率.202
OPS.616 RC27 3.09 XR27 3.19
パンチ力のある打撃が売りで、一軍でも3本塁打を放ったが、二軍降格後も打棒振るわず、1年で戦力外に。
中日 9 中島 宏之 内野手 右打ち
(42歳=2000年西武5位)
27試合50打席
打率.179 0本塁打 3打点 0盗塁
出塁率.340 長打率.231 被三振率.358
OPS.571 RC27 3.08 XR27 3.45
右の代打の切り札として立浪監督に重用されたが、15打席ノーヒット7三振。2軍でも打率は2割に届かず、バットに当たらない。いくら実績があるとはいえ、この年齢でこの数字では、NPBでの現役続行は厳しそう。
巨人 001 加藤 廉 内野手 左打ち
(25歳=2020年巨人育成12位)
→トライアウト受験
48試合123打席
打率.233 1本塁打 7打点 5盗塁
出塁率.325 長打率.291 被三振率.262
OPS.616 RC27 2.95 XR27 3.00
東海大では1年時からレギュラーとなり、3年時はリーグ本塁打王も獲得した、走攻守揃った遊撃手。2024年はシーズンを通してファームでレギュラーとして出場したが、支配下登録とはならず、戦力外に。
ソフトバンク 128 伊藤 大将 内野手 右打ち
(23歳=2019年ソフトバンク育成3位)
9試合20打席
打率.250 1本塁打 2打点 0盗塁
出塁率.368 長打率.500 被三振率.188
OPS.868 RC27 4.29 XR27 4.37
堅実な守備を武器とした二塁手。三軍で経験を積んできたか、今シーズンは二軍への出場機会も減り戦力外に。少ない打席ながら、成績自体は悪くない。競争が厳しいソフトバンクでなければあるいは?
巨人 069 萩原 哲 捕手 左打ち
(26歳=2020年巨人7位)
→現役引退
38試合60打席 打率.250 0本塁打 4打点 0盗塁
出塁率.322 長打率.269 被三振率.134
OPS.591 RC27 2.86 XR27 3.05
強肩強打の捕手として、創価大では1年生から正捕手として活躍。プロ入り後は出場機会を増やすため、一塁手や外野手にも挑戦するも、1軍出場を果たせないまま、4年で戦力外に。
ヤクルト 025 木須フェリペ 捕手 右打ち
(25歳=17年オリックス育成4位)
60試合148打席
打率.216 1本塁打 13打点 0盗塁
出塁率.283 長打率.288 被三振率.304
OPS.571 RC27 2.39 XR27 2.90
オリックスで4年間育成選手としてプレーした後、一度野球から離れ、BCリーグ福島に入団し、プロに返り咲いた苦労人。身体能力の高さと強肩を買われ、捕手以外の様々なポジションにチャレンジしてチャンスを窺ったが、ヤクルトでも結果を残すことはできず戦力外となった。
広島 00 曽根 海成 内野手 左打ち
(29歳=2013年ソフトバンク育成3位)
→トライアウト受験
56試合78打席
打率.155 1本塁打 3打点 3盗塁
出塁率.211 長打率.225 被三振率.239
OPS.436 RC27 1.07 XR27 1.25
内外野全てのポジションに加えて捕手もできる、俊足堅守のユーティリティプレーヤー。1軍帯同経験も豊富で、主に守備固めや代走での起用が多かったが、2024シーズンは開幕前に死球で骨折。絶不調のまま一軍にあがることなく戦力外となった。ベンチに置いとくと何かと便利な選手だが、はたして。
西武 38 野田 海人 捕手 右打ち
(19歳=2022年西武3位)
8試合26打席 打率.250 0本塁打 1打点 0盗塁
出塁率.3.8 長打率.250 被三振率.250
OPS.558 RC27 1.69 XR27 1.71
九州国際大付高時代にはU18日本代表にも選出され、銅メダル獲得に貢献し、ドラフト3位で西武入り。両膝の手術を受け、高卒2年で戦力外に。育成として打診を受けている。
オリックス 123 木下 元秀 外野手
(23歳=2019年広島育成2位)
56試合78打席 打率.182 0本塁打 1打点 0盗塁
出塁率.237 長打率.236 被三振率.145
OPS.474 RC27 1.20 XR27 1.25
敦賀気比高で高校通算38本塁打を放ち、広島に育成で指名を受けるも、4年で戦力外に。憧れ吉田正尚が所属していたオリックスに移籍するも、1年で戦力外に。長打力を生かす前に、ミートが向上しなかった。
オリックス 004 平野 大和 外野手
(23歳=2019年オリ育成4位)
1試合3打席 打率.500 0本塁打 0打点 0盗塁
※参考データ 2023ファーム成績
43試合102打席 打率.244 0本塁打 6打点 0盗塁
出塁率.327 長打率.267 被三振率.277
OPS.593 RC27 2.25 XR27 2.30
宮崎・日章学園で4番センターとして高校通算20本塁打を記録し、オリックスに育成指名を受け、2023年には支配下登録にこぎつけ、1軍初打席で初安打を放つも、そのオフ戦力外に。今シーズンは二軍でも1試合にしか出場せず、2年連続の戦力外に。なんで試合に出られなかったのか気になる。
楽天 142 柳沢 大空 外野手 右打ち
(21歳=2021年楽天育成2位)
71試合103打席 打率.162 1本塁打 6打点 5盗塁
出塁率.178 長打率.212 被三振率.474
OPS.390 RC27 0.73 XR27 0.89
長打力、俊足、強肩と三拍子揃った外野手として日大藤沢高から育成で入団するも3年で戦力外に。二軍で71試合に出場するも、打席ほぼ半分が三振では、なかなか厳しい。
楽天 144 大河原 翔 外野手
(21歳=2021年楽天育成3位)
51試合107打席 打率.162 1本塁打 6打点 0盗塁
出塁率.178 長打率.219 被三振率.362
OPS.397 RC27 0.18 XR27 0.35
東海大山形高で、高校通算31本塁打を放ち、育成で楽天入り。ファームで3年を過ごすもプロの球に対応できなかった。
オリックス 124 上野 響平 内野手
(23歳=2019年日本ハム3位)
12試合32打席 打率.167 0本塁打 0打点 2盗塁
出塁率.194 長打率.167 被三振率.133
OPS.360 RC27 -0.26 XR27 -0.09
京都国際高時代は1番ショートでチームを引っ張り、超高校級と言われた守備で注目を集め、日本ハムからドラフト指名を受けた。1年目から二軍で出場機会を得続けるも打撃は上向かず。日ハムを3年で戦力外となりオリックスが育成で獲るも、今シーズンは二軍での出場機会も減り、2度目の戦力外となった。
巨人 025 岡本 大翔 内野手 右打ち
(22歳=2020年巨人育成1位)
2024シーズン ファーム公式戦出場なし
※参考 2023シーズン ファーム成績
18試合51打席 打率.196 1本塁打 5打点 0盗塁
出塁率.260 長打率.326 被三振率.086
OPS.586 RC27 2.90 XR27 2.94
190cm94kgの恵まれた体格の大型遊撃手。3軍で持ち味の長打力を磨いてきたが、2軍に定着できず、戦力外に。
ロッテ 126 村山 亮介 捕手 右打ち
(20歳=2021年ロッテ育成4位)
11試合18打席 打率.133 1本塁打 2打点 0盗塁
出塁率.278 長打率.467 被三振率.400
OPS.744 RC27 3.37 XR27 3.68
幕張総合高で4番キャッチャーとして高校通算38本塁打を記録。地元ロッテから育成指名を受け、同校初のプロ入りとなった。2022年には二軍で巨人菅野から本塁打を放つなど飛躍が期待されたが、戦力外に。
ロッテ 130 黒川 凱星 内野手 右打ち
(20歳=2022年ロッテ育成4位)
→トライアウト受験
10試合23打席 打率.136 0本塁打 0打点 0盗塁
出塁率.136 長打率.227 被三振率.272
OPS.364 RC27 0.28 XR27 0.30
強肩と堅守が武器の遊撃手。怪我もあり、ファームでの出場機会も少なく、打撃は振るわず、2年で戦力外に。いくら守備が売りとはいえ、これだけ打てないとしんどいか。
巨人 024 前田 研輝 捕手 左打ち
(25歳=2020年巨人育成5位)
→トライアウト受験
2試合5打席 打率.200 0本塁打 0打点 0盗塁
出塁率.200 長打率.200 被三振率.200
OPS.400 RC27 0.77 XR27 0.78
正確なスローイングとキャッチングを武器とする守備型の捕手。駒大から育成選手として加入し、主に3軍で、ファームでは毎年10試合程度出場し、打撃に開花の兆しも見られたが、入団4年で戦力外に。
ソフトバンク 149 佐久間 拓斗 内野手 右打ち
(21歳=2021年ソフトバンク育成8位)
2024シーズン ファーム公式戦出場なし
高校通算35本塁打の長距離砲。巨人岡本に弟子入りし、打撃を磨いてきたが、競争の激しいソフトバンクではファーム公式戦に出ることもできなかった。長打力は魅力ながら、三軍四軍でも打率が2割台前半なのが気になる。
ソフトバンク 153 三代 祥貴 内野手 右打ち
(20歳=2021年ソフトバンク育成12位)
2024シーズン ファーム公式戦出場なし
高校通算28本塁打に俊足と強肩を兼ね備えた内野手。三軍を主戦に経験を積み、だんだんと長打力を見せられるようになってきたが、ファーム公式戦にはほとんど出場できなかった。ソフトバンクの選手って大変だな。