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ロミオ・マスト・ダイのX-rayバイオレンスを振り返る

あらすじ/映画ナタリー抜粋

黒人系とアジア系ギャングの抗争が激化。弟を殺されたアジア系組織のボスの息子ハンは、香港からアメリカに渡り真相を探る。やがて彼は黒人組織の首領の娘と危険な恋に落ち……


監督はヒップホップカンフーシリーズでお馴染みの、みんな大好きアンジェイバートコウィアク。ちなみにロミオマストダイはシリーズ第一弾で後に[電撃/DENGEKI][ブラックダイヤモンド]と3作続いた。

主演はリーサルウェポン4でハリウッドでの地位を確立したリアル功夫マスターのジェットリー。ヒロインは歌姫のアリーヤ。航空事故に巻き込まれ22歳の若さで、この世を去ってしまったのは無念です。

ロミオ・マスト・ダイと言えば、90sミドルスクールの軽快なヒップホップミュージックとジェットリーのキレキレな素晴らしいカンフーアクションを本来は語るべきなのだが、やはりX-rayバイオレンスという代物は避けて通れないのです。

X-rayバイオレンス!!

この関節ボキボキのレントゲン演出とカンフーという組み合わせは兎に角フレッシュ。これはアクション映画の革命じゃぁ!と、まきゅう少年はいつもの映画友達と、当時は熱く語り合あい、時に真似したりと盛り上がっていたが、このロミオマストダイ以降X-rayバイオレンスは陽の目を見る事なく廃れていった…

と思いきや、"おじいちゃんはデブゴン"略して"おじデブ"でX-rayバイオレンスが使用されてるじゃないですか。

それにしても、このユルい邦題に対して、これまでのデブゴンシリーズとは一線を画す笑い皆無かつ、ハーコーな内容から推測する、完全なる邦題ミス感。ちゃんとしろ。

しかし、年老いても腐っても(腐ってはない)サモハンはサモハンなわけで、現代戦にブラッシュアップされたカンフー技で襲いくる敵の関節をボキボキバキバキとキメまくるアクションを観てると、X-rayバイオレンスをやりたいが為に今作が制作されたのでは?と思えてくる程にマッチしている。これはユニティ。

ロミオマストダイから16年の沈黙を破りおじデブで復活したX-rayバイオレンス。この計算で行けば次は2032年となるな…

と考えている内にレントゲン撮影の順番が回ってきた。健康診断みんな行こう!







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