双極性の家族、双極人との同居
なんとなしに始めた、このNote
始めた頃は、なんの思いもなく始めたのだろうと、
初期の記事を探してみた
とんでもなかった
力無い文章、もう虫の息
そうだ、そうだった
生活とは、安定しないものだ
救われたと思ったのも、今思えば、嵐の前の静けさだったわけだ
義理の母が亡くなり、祖母が亡くなり、叔父が亡くなり、
一挙に妻がおかしくなった
OD、入院、不倫、暴言、貯金ゼロ
よくもまぁ、これを耐え抜いてきたなと
これだけは、自分を褒められる
今でも、我が家の双極人は、落ち着く気配はないのだが、
適度に距離を保つ、自分の守備範囲を守ることで、
なんとかやり過ごしている
そして、日頃溜まった鬱憤を、ここに書き溜めているわけだが、
最近、似た境遇の同士がいるとわかった
似た境遇と言っても、双極人が、奥さんだったり、旦那さんだったり、
生活環境も様々で、お子さんがいたり、助けてくれる親族もいないとか、
それぞれ、いろんな条件に挟まれて、いろんな悩みを抱えている
ただ、一つ言える共通点といえば、双極人を家族に持つ人を、
助けてくれる存在が、皆無に等しいということ
誰も、この苦しさを理解してくれる、共感してくれる人がいない
この境遇をわかりやすくいえば、『地獄』だ
決して大袈裟な表現ではない、『地獄』だ
そして、みんなそれぞれの『地獄』という中で戦いつつも、
その地獄を大事にしようとしている
時には捨ててしまいたくなることも・・・
そんな『地獄』生活の鬱憤を晴らすつもりでもないが、
書き留めることで、事実と感情を整理するのに、役立っているこのnote
それが、最近は、似た境遇の方達がコメントをくれて、
共感してくれたり、アドバイスしてくれたり、体験談を教えてくださったりして、
心が救われている
Xと違うところは、アップしている内容が、思いつきで書いていないし、
伝えたくて書いている文章であり、それをしっかり読んでくれた上で、
いろんなことに配慮して、コメントしてもらえるので、
的確なアドバイスをもらえるところ
いい加減に背中を押してきたり、相槌打ったり、知りもせず全否定してきたり、
そういうことがない
そして、少し前向きになれた時には、そこで受け取った親切を、誰かに受け渡すことができる、ペイフォワードな世界が、このnoteにはあると思う
そう思えるようになったのは、岸田奈美さんという作家さんのエッセイを読んでから
本当は大変な事柄を、読み手が幸せになるような書き方で伝えている
本人は、普通の人なら100字で伝えられることを、2000字で伝えるなんて事も言っていた
簡潔でわかりやすい文章がいい文章だと思っていたので、目から鱗だった
本当は、似たような境遇の人たちで、現実世界でわいがやしてみたいのだが、
そんなことを、この小さな世界でやり取りし、自分と誰かが救われたら、
とてもいいなと思うし、やっぱり生きていてよかったと思いながら死ねる人生を送って生きたいと思う
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