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山本太郎氏、7年前より得票を減らす。

とりあえず、7年前の参議院議員選挙との比較をしてみましょう。

2013年7月21日
当日有権者数:10,777,333人 最終投票率:53.51%
丸川珠代 1,064,660
山口那津男 797,811
吉良佳子 703,901
山本太郎 666,684
武見敬三 612,388
鈴木寛 552,694
小倉淳 413,637
桐島ローランド 320,287
大河原雅子 236,953
鈴木信行 77,465
丸子安子 70,571
中松義郎 48,362
釈量子 20,137

2020年7月5日
当日有権者数:11,290,229 最終投票率:55.00%
小池百合子 3,661,371
宇都宮健児 844,151
山本太郎 657,277
小野泰輔 612,530
桜井誠 178,784
立花孝志 43,912
七海ひろこ 22,003
後藤輝樹 21,997
澤紫臣 20,738

というわけで、山本太郎氏は7年前の参院選とほぼ同程度の得票数でしたが

・7年前より有権者数が多い
・7年前より投票率が高い
・7年前より競合候補者が少ない(7年前は吉良よし子、鈴木寛、大河内雅子、緑の党推薦の丸子安子らがいたが、今回は宇都宮健児だけ)

という、7年前よりも有利な状況が揃っていたにも関わらず得票を減らしてしまいました。もう、これ以上伸びしろはないのではないのでしょうか。

それ以外の候補者についても見ていきたいと思います。

小池百合子
投票率が下がったにも関わらず、4年前より大幅に得票を増やしました。自民党が候補者を立てなかったことが最大要因であることは言うまでもありませんが、それにしても凄いな。

宇都宮健児
3回目の挑戦でしたが、今回も100万票の壁を破れず。山本太郎氏の出馬がなければ100万票は行けたかもしれませんが、どのみち当選には程遠く、4年前に「宇都宮では勝てない」と言われていたのは正しかったことを証明してしまいました。

小野泰輔
知名度不足の割には善戦したと言えるかもしれません。今回の選挙で知名度を上げたので、例えば2年後の参院選とかでは期待できるかもしれません。もし2年後の参院選で当選すれば、昨年の音喜多氏に続いて2回連続で維新の候補者が東京で当選したことになりますので、維新の東京進出に弾みがつく可能性があります。

桜井誠
驚くべきことに、4年前より大幅に得票を増やしました。SNSのコメント等で彼の支持者と思わしきコメントが妙に目立っていたので不気味さは感じていましたが、それにしても…。

立花孝志
「主要5候補」として扱われたにも拘わらず、結果は桜井氏にすら大きく負ける惨敗。「策士策に溺れる」を地で行ってるように思えます。立花氏自身は4年前よりも得票を伸ばしているのですが、昨年の参議院議員埼玉県補選で上田前知事を相手に16万票を獲得したことを思えば、明らかに物足りないです。4年前の知事選で現N国幹事長・上杉隆氏は約18万票を獲得していたのですが、その票は現在のN国や立花氏の支持には繋がっていなかったようです。

七海ひろこ
選挙途中で「撤退」を宣言しましたが、それにも関わらず2万票を獲得。4年前よりは6千票ほど減らしているのですが、どうせ宗教政党の候補者ですので、選挙運動をやろうがやるまいが大して結果に違いはないということではないでしょうか。

後藤輝樹
なんと前回から3倍になりました。



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