10年前の中学生時代のイジメで加害者は罰せられるべきなのか
結論から言うと、私ははっきりと「やり過ぎ」だと断言したいです。
まず第一に、問題があるなら法で裁かれるべきであり、これは直球ド真ん中の私刑ですよね。事実上の人民裁判です。しかも、直接の被害者ではない、無関係な人が加害者を叩くというのは、もはや単なるイジメの連鎖でしかないです。「日本もそういう風潮にすべき」という荒井さんの主張には、私は到底賛成できないです。百歩譲って何か制裁が必要だとしても、選手生命を奪うというのはやり過ぎだし、しかも被害者不在で何の解決にもなっていません。「謝罪で済ませて良いのか」という論点は確かにあると思いますが、であるならば、例えば被害者に慰謝料を払うとか、そういう形で禊を済ませるのが私はベターだと思います。単に加害者を罰しても、それで被害者が救われたり報われたりするわけではないですし、誰も得をしない考え方です。
イジメを受けた側は、泣き寝入りするのではなく、法的手段に出るのが最善だと思います。学校に相談しても揉み消されますから弁護士に相談したほうが良いでしょう。無料で相談できる相談窓口もあるようです。また、イジメられた生徒が転校するという話もよく聞きますが、自衛手段としてそれを否定するわけではないですが、例えば加害生徒を強制的に他校へ転校させたり、他の学区へ引っ越しを命じる措置や制度があっても良いのではないでしょうか。
また学校でも「イジメを受けたら教師ではなく弁護士に相談しろ」とアナウンスするように行政指導をするのが良いかもしれません。
ちなみにですが、自分も小中高と、だいたいイジメられてましたね。しかし、私は黙ってイジメられるほどおとなしい性格ではなかったので、大勢で取り囲まれた時はあらかじめ用意しておいた凶器(バール)を振り回して、それも脅しではなく本気でブチかましに行ったので、みな蜘蛛の子が散るように逃げていき、無事脱出することができました。また、それでもしつこくイジメてくるやつの腕に噛みついて、腕の肉が千切れるまで噛み切ってやったこともあります。後ろから羽交い絞めにされた時は、力では敵わないのでコンクリートの壁を背中にして、思い切り後ろに頭突きしてやりました。そうやって、「キレたら何するか分からない奴」というイメージを周りに植え付けることでイジメを克服してきましたが、そのやり方でも、時間が経つとそのイメージが薄れ、あるいはクラス替えでそういうイメージを持ってない(知らない)生徒と同級生になると、またイジメが再開、みたいなことの繰り返しだったと思います。
それと、女の子はどうだか知りませんが、男の子は体を鍛えることがイジメ克服の近道だと思います。子供のヒエラルキーはだいたい腕力で決まりますからね。自分も小学校高学年の時はサッカー部で鍛えた(と言っても体育の成績が1から3になった程度ですが)ので、その時代はほぼイジメられなくなりました。ただし入部して間もないころはめちゃくちゃイジメられましたけど。中学ではイジメというよりも先輩後輩の上下関係について行けずに部活は入ってすぐにやめてしまいました。なんでたかが1歳上というだけであんなに威張り散らすんでしょうかね。ああいう風潮は絶対に良くない。
ちなみにここ2ヶ月くらい、イジメ克服ではなくダイエットのために筋トレしてます(笑)