「リベラル」「普通の日本人」「反差別」「フェミニスト」を名乗る人たち。
【フェミニストは全人類同権主義者だ】
うーん、なぜそうまでして「フェミニスト」という単語のイメージを漂白したがるのだろう。
単語のイメージの漂白を行ってしまう裏には、きっと
「私は〇〇〇〇だ」
「でも〇〇〇〇という言葉の世間のイメージは正直あんまり良くない」
「でも私は〇〇〇〇と名乗りたい」
「じゃあ〇〇〇〇という言葉のイメージを漂白しちゃえ」
みたいな心理が働いているのではないか、と邪推する。
でも、ちょっと待ってほしい。
悪いのは単語じゃない。
リベラルを自称する人がが多くの場合ただの左翼だったり
普通の日本人を自称する人が多くの場合ただのネット右翼だったり
反差別を自称する人が多くの場合思想や嗜好で人を差別していたり
要するに、「〇〇〇〇」という理想と、実際に「〇〇〇〇」と名乗っている人たちの実像には、ギャップがあることは、珍しくないってこと。
だから、我々は、フェミニストと聞くと、古い人なら田嶋陽子や上野千鶴子、最近なら太田啓子や小島慶子や石川優実などを思い出して、ウゲゲとなってしまう。
でも、安心してほしい。それは、フェミニストという言葉が悪いのではなく、フェミニストを名乗っている人たちが悪いだけなんだよ。
しかし、安心するのはまだ早い。(どっちなんだよw)
言葉の意味は、変化することがある。
例えば、終戦直後の日本では、戦勝国民でも敗戦国民でもどちらでもない人たちのことを第三国人、三国人と言った。主に朝鮮や台湾の出身者たちだ。しかし、彼らが戦後、不法行為の限りを尽くしたため、三国人という言葉に悪いイメージが付いた。それが原因で「三国人」という単語に差別的なニュアンスが付随するようになり、放送禁止用語となってしまった。
フェミニストという単語も、現在はどちらかというと良い文脈で語られることが多いと思うが、フェミニストを名乗る人たちに問題のある人が多いので、このままだと悪いイメージが定着しないとも限らない。
今はその分水嶺にあるのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?