便利さ vs 気持ちよさ その3 - 時代の変革期というムード -
シリーズ通して伝えたいこと
「過剰に便利さを追求するエコノミー(経済)も、
余剰を許さず不便さを強制するエコロジー(環境配慮)も、
どっちかだけだと疲れるから、うまいこと融合させて中庸を見つけましょうよ。
こんな人たちに読んでもらいたい、とイメージして書いてます。
どんな人は読まなくていいか、も考えてみた。
時代の変革期というムードの中では、大量生産は不利なのか
「AIとデータの情報化社会」「分断」「歴史的感染拡大」明らかに時代の大きな転換点を感じますよね。
この変革ムードは、大量→持続可能への変化による成長痛と受け止めてしまう、という考え方もできなくもないですが、痛みって中々怖くないですか?というお話。
今どこ行っても言われている、時代の変革期が来ている!っていうムード。
これはどうでしょう。サステナブルシフトに有利に働くかどうか。
私の視点では、こう。
いえ、不利どころか、まだまだ優勢の模様です。
誤解を与える表現かもしれませんが、皮肉に悲観的に語りたいわけではないんです。
環境保護サイドに身を置く者として、こうやって書いてアウトプットしている訳なので。
ある時、何年も「持続可能な生産/消費/管理が必要!」と叫び続けてきて、ふと冷静になって気づいたんです。
「あ、このやり方じゃ広まんないや」
表現を変えると、
便利好きなファンの購買意欲を超える魅力と、その母数を、
気持ち良くて持続可能系商材への購買意欲が超えられるイメージが持てていなかったんです。
そう気づいてから更に思ったのは、
サステナブルシフト(持続可能な生活への変化)って、手にすることで、生活に取り入れることで気持ち良さそうな印象が強みだけど、
同時に、ある程度『便利な生活習慣を突然止めなければならない』という負担を強いるネガティブな側面を軽視しがちだということ。
こーゆーのが負担に感じてしまう
レジ袋が有料化になってエコバッグを用意しなきゃならない、こんなご時世だから使ったら洗うことも考えなきゃならない。
人間の食肉のための生産と、必要な土地面積の開拓=伐採のために焼畑、そして牛のゲップが温室効果ガスとして気候変動に悪影響…だから、焼肉もフライドチキンも止めるか減らすかしないといけない。
人口もどんどん増えているから土地の面積も、家畜の数も足りなくなりそう。じゃあ食べる量減らせる?
大量生産消費に慣れてしまったこの生活習慣を、持続可能性の必要性を知ってしまったから変える、減らす、止めるという負担。
私たちはその負担を容易に受け入れることが、できないです。よね?
負担を難なく受け止めちゃえる人
「いやいや、必要でしょ!できる!やれる!」という方はここで閉じて頂いて、ご自分のレベルに合った情報にぜひステップアップされることをお勧めします。その強靭な心を持てているあなたの存在は要です。その地域の象徴として。いやこれは皮肉ではなくまじで。
あんまりノウハウ伝授みたいなこと書きたいわけじゃないですけど、西欧での環境保護キャンペーンの戦略ノウハウの1つとして、
Critical Pathway(クリティカルパスウェイ 重要な道筋)ってのがありまして。その地域のマイクロインフルエンサー(身近にいる影響力のある人、TVに出る有名人とかでなくても良い)ってとても重要視されています。
そういう意味で。ね。
でも私のように
エコバッグ持つのは別に大丈夫だけど、今すぐヴィーガンになれっていうのはちょっと受け入れ難い負担なんですよねぇトホホ、
、、という方向けに書いていますヨ。
ということで、気持ち良いサステナブルを取り入れるには、負担という壁があるよね。
ということを再確認しておいて、次回は、
気持ち良いサステナブルシフトを実践できている人たちには2種類いるよなー、ということに気づいたので、それ書きます。
次回、便利さ VS 気持ちよさ その4
- サステナブルシフト派の二大派閥 ①究極タイプ -