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茨城の音に秘められた環太平洋文化圏の秘密㊙️
茨城=イバラキ iba rakiの音に秘められた
環太平洋文化圏の秘密㊙️
同じ音をヒントに意味を探る。
①イバ(イヴァ・iwa)
・ハワイ語:(iwa) 【オオグンカンドリ】
ハワイで最も大きな鳥で、翼を広げた長さは2m以上にもなる。他の鳥から餌を奪う行動から【泥棒】の意味もある。ハワイ語でwa=ヴァと発音する。
・マオリ語:(iwa) は「山」「山地」を意味します。地形や霊力を感じる場としての山を指します。
⭐️アイヌ語とタヒチ語のiwaもマオリ語と同じく山を意味する言葉。
※上記した2つの言語は、
オーストロネシア語族東部ポリネシア語派
②ラキ(laki・raki)
・ハワイ語:(Laki)は、『幸運』を意味する。
・マオリ語:(Raki)」は、天空の父を意味する言葉です。マオリの伝説によると、マウントクック(アオラキ)はラキの息子とされています。
イバとラキと音を分解し、環太平洋で残る言語で紐解いていくと、共通点や私たち日本人が忘れていた意味を思い返すきっかけになるのかもしれない。
ちなみにこれらの言語の共通点がある理由として、日本語も含めポリネシア祖語というジャンルの中に秘められているようです。
最近の研究で判明してきた事は、太古の昔から交易をしていた海洋民族たちが存在していた事などが考えられて来ています。
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【言語について】
ポリネシア祖語については、複数母音があったとする説はありますが、現在のポリネシア語では、A、E、I、O、Uの五音に還元されています。
【解説】
ポリネシア語は、マライ・ポリネシア諸言語に属しており、日本語と似た特徴があります。
日本語と違うところは、2重母音や3重母音があることです。
原ポリネシア語では、A、E、I、O、Uの五音のほかに複合母音があったとする説がありますが、結局はこの五音に還元されます。
ポリネシア語の母音は、A、E、I、O、Uの五音で、それぞれ長短の音がありますが、現在の日本語と同じです。
ポリネシア語は、サモア語、タヒチ語、ハワイ語などの同系言語グループに属しています。
タヒチ語とハワイ語はその中でも東部ポリネシア諸語という同じ下位グループに属しており、より近い関係にあります。
☆イバラキに秘められた秘密㊙️☆
僕らの先祖は、大海原を旅した海洋民族なのかもしれない。
茨城県の沿岸部にある神社の祭祀は、海に御神体を下ろす例大祭が沢山ある。その意味は、もしかしたら、海から神々=ご先祖達がやってきた事を後世に伝えるための儀式が祭りになったのかもしれない。
🔹磯出の御祭🔹
・金砂磯出大祭礼:72年毎に行われる祭礼
7日間かけて山の上から御神体を海に帰す。
・鹿島神宮 式年大祭御船祭:12年(午年)式年
・常陸大津の御船祭:5年毎に行われる祭礼
佐波波地祇神社の春の例大祭
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海流は季節毎に大きく蛇行する。古代人が外洋航海を安全に行うためには、正確な暦が必要だった。そのため正確な測量(天文測量や真北測量)太陽や星を観測し位置と方位を特定し、各地に後世まで残るように祀られる場(神社や御神域)を造った。それらを示すように茨城県北部には祭祀場が配置されている。
⭐️星を頼りに航海した古代人の長⭐️
『天津甕星香香背男』
日本で唯一の星に関連した神
茨城県日立市 大甕倭文神社に祀られている。
・地元に残る神話
天孫族の長、天照大御神より東国平定のために遣わされた軍神武甕雷・経津主大神(鹿島香取連合)の神々を打ち負かすほどの強さを持っていた。
1度破れた武甕雷たちは、城里町まで逃げ延び追ってから村人に助けられる(草懸神社の由緒)
そこから土着の神であった鳥之石楠船神(城里町岩船神社の御祭神)と倭文神(常陸國二宮静神社の御祭神)を味方につけて再度、香香背男に戦いを挑む。
香香背男は、巨大な大岩となり戦うが倭文神の金の靴で蹴られ大岩が砕け散り、各地に飛び散り、二度と復活しないように残った御霊も宿魂石に封印された。
🔹考察🔹
機織りの神として祀られている倭文神は、織姫であり、星として祀られている天津甕星香香背男ら、彦星だったのかもしれない。2人の間に武甕雷たちが入り仲違いをさせ香香背男達は術にハマり封印された。天帝(=武甕雷)とするならば、2人を引き離したお話は七夕伝説と似ている。同じように静神社と大甕倭文神社の間には、久慈川が流れている。さらに日立市会瀬漁港の近くには、七夕磯が存在している。
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最後に
もっと、飛躍した考察すると、太古に沈んでしまった幻の大陸=ムー大陸やレムリア文明と関連があるのかもしれません。
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次回は、茨城(常陸國)は、日高見国であったとする考察をアップします。
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日高見国を示すように日立市には日高町がある。
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