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「新聞が一番時代錯誤」だと思ったイラスト

日本新聞は基本的にリベラル(個人の自由、多様性を尊重する)で、夫婦別姓や女性の社会進出には前向き、というか、進まないことについて、政権を批判していることが多い。ぼくもその方針については賛成だし、実際女性もたくさんいる職場で仕事をしているので、その素晴らしさも実感している。

だから、そんな新聞が今日の朝刊で

超時代錯誤の女性像をイラストにしていたことに大変驚いている。

トップ写真を見ていただければ分かる通り、日本政府の財政状況をある家族経営の旅行会社のイメージで表現したイラストの中で、麻生総理を「妻」にするのはよいのだが

夫がスーツに対し、妻がエプロン姿である。

おそらく夫は社長なのだけど、妻は働いていないのたと思う。というのも、流石にエプロン姿で接客や従業員への指導をするとは思えない。これが八百屋さんで、二人ともエプロン姿であればなんの違和感もない。

旅行会社なのに、妻にエプロンを付けさせるそのセンスに衝撃をうける。

これは令和2年12月22日の京都新聞の朝刊である。おそらく、どこかの通信社が作成したイラストの配信を受けたものだと思うけど、そうであればもっと問題だと思う。

正直、これが自民党のパンフレットか何かに書かれたイラストであれば、メディアや女性団体は一斉に批判を繰り返していると思う。でも、報道機関がこういうことをしている場合は、誰も指摘をしない。

そもそも

日本中の報道機関自身がこれに違和感をもたずに利用している

ということは異常ではないだろうか。良い、悪いを別にして、日本の世論に大きな影響を与える報道機関が、このイラストを問題視しないのであれば

女性の社会進出なんて進むはずがない。

このイラストを利用した新聞社は、反省すべきだ。

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