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「テスラ」と「ビットコイン」は大きな矛盾

テスラの車が、ビットコインで買えるようになるというニュースを見た。

ぼくは車には興味がないのだけど、電化製品は大好きで、テスラは「電化製品」として大好きである。ショールーム(写真)で見たことがあるが、本当にかっこよくて未来の車というイメージがある。

イーロンは色々あるが

CEOのイーロンマスク氏のたまの暴言は気になるけど、こういった新しいことをする人はそのくらい尖っていたほうがいいし、それなりに応援していた。

他にも、悪い噂として、テスラの株価がトヨタを超えたのはバブルだと言う話もあるけど、ぼくは株は買っていないので特に気にしていなかった。

ところが、今回「ビットコイン」への投資を開始して、ビットコインでの支払いを可能にすると言う話を聞いて、流石に少し考え直すことにした

これまでの主張

というのも、真意はともかくとして、このイーロンマスク氏は、これまでテスラは環境に良いことをする企業であると主張してきた。

確かに、電気自動車であれば、環境負荷の低いエネルギーを選択できる。製造過程にも太陽光発電を導入するなど環境に配慮する姿勢を見せていた。

だから、これまである程度暴言があっても「地球環境のためにほえているのだろう」と思っていた

でも残念ながら違ったらしい。彼は、地球環境のことなど何も考えていなかった。

というのも「ビットコイン」は、その機能を維持するために、大量に電気を消費する。何よりも悲しいのは「無駄に」電気を消費する点である。

ビットコインの問題点

ビットコインの決済処理は、世界中のマイナーと呼ばれる人たちが、自分たちのパソコンで処理をすることで行われる。それは仕方ないことのように思うけど、問題なのは、マイナー達が競争して処理を行い、一番処理が早かったマイナーの処理が記録として残り、それ以外の人の処理は無駄になる点である。

一番処理が早かったマイナーには賞金が支払われるので、みんな我先にと、先を争って処理をしようとするのだけど、これにものすごく電気がかかる。そして、1番になればまだいいけど、2番以降の電気代は完全に無駄なのだ。

クレジットカードや電子マネーはこんな無駄なことはしていない。どこかの会社のサーバーでシンプルに処理がされる。

だから、ビットコインは、すごく電気を無駄にするシステムなのだ。

つまり、環境に配慮した車テスラを環境を破壊するビットコインで買うというのは大変な矛盾で、そもそも、こんなことを始めること自体おかしいことなのだ。

真意は不明だが

天才であるイーロンマスク氏の真意はよくわからない。

でも、アップルのスティーブ・ジョブズ、アマゾンのジェフベゾスも、自分の信じた道は決して曲げなかった。

今回、このイーロンマスク氏は、どう考えても、間違った方向に進み始めていると思える

本当に地球のためになる事業をしたいのなら、今すぐにビットコインでの取引開始を中止すべきだと思う。

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