妻のために策定した「アラフェス2020視聴継続計画」(BCPならぬASCP)
ぼくの奥さんがなぜぼくと結婚したのかについてはいまだに謎の部分が多いが、その一つの理由にぼくがパソコンに詳しいということは確実にあるようである。だから、ぼくはこの点の自己研鑽を常に怠らないように気を付けている。
嵐イベントのライブ配信
そんな中、奥さんが大好きなアイドルグループ「嵐」のファン待望のイベント「アラフェス2020」の動画配信が11月3日に行われることになった。これまでの嵐の配信でよくあった「好きなタイミングで見る」ではなく、生配信であり、後日DVDが発売されるのかもよくわからない。
つまり、リアルタイムで見ないと、その後見られない可能性があるのだ。
しかしライブ配信というものはエラーがつきものである。特に奥さんは「テレビの大画面で見たい」というわがままをいうから、Macからパソコンにストリーミングしたりと色々と機器がややこしくなる。そして、嵐は今年末の活動休止を宣言しており、おそらく最後のライブ配信となり、奥さんの気合いの入れようはなかなかのものだ。
失敗は許されない
そう、つまりもしこれがうまくいかなければ、奥さんがぼくと結婚した意味についても問い直すことになるかもしれない。
つまり、ぼくにとっては「絶対に負けられない国立での戦い」なのである。
視聴継続計画の詳細
前置きが長くなってしまったが、とにかく奥さんの夢を叶えるため、家にある電子機器をフルに活用して、「絶対に視聴を途切れさせない」視聴継続計画を立てて見た。
先日発生した東証システム障害も参考に、6重に張り巡らされたバックアップ機能を盛り込んで策定したこの計画に従えば、必ず視聴を続けることができるはずだ。
1 機器構成
家庭内にある、動画視聴可能な機器全てについて、立ち上げ、ネットワークへの接続を行っておく。基本は(2)から(1)にストリーミングを行い視聴する。[赤ライン]
(1)テレビ画面(Google Chrome Cast)= WiFi
(2)Mac Book Pro = WiFi
(3)Mac Book Air = WiFi
(4)iPad Air = WiFi
(5)iPad mini = WiFi
(6)iPhone = WiFI および LTE回線
(7)WiFiアクセスポイントA
(8)WiFiアクセスポイントB
2 バックアップ態勢
各機器に不具合が生じた場合は、次の順でバックアップ機器に切り替えを行う。
第1号態勢(通常時)
(1)の画面に、(2)からのストリーミングを行い視聴する。[赤ライン]
第2号態勢
(2)に不具合がある場合は、(3)から(1)にストリーミングを行う。[オレンジライン]
第3号態勢
(3)で不具合がある場合は、(2)の画面で直接視聴する。
第4号態勢
(2)で視聴できない場合は、(4)の画面で直接視聴する。
第5号態勢
(4)で視聴できない場合は、(5)の画面で直接視聴する。
第6号態勢
(5)で視聴できない場合は、(6)の画面で直接視聴する。
3 通信障害対応
WiFiアクセスポイント2箇所、LTE回線を利用し、通信障害を回避する。
(1)通常、WiFiアクセスポイントはAを利用する[緑ライン]が、不具合が生じた場合は、Bに切り替える。[紫ライン]
(2)万一、元となる光回線自体に異常が生じた場合は、iPhoneのLTE回線から各機器にテザリングを行う。[水色ライン]
4 中断防止措置
視聴を中断しないため、常にバックアップ機においてもログイン、音量ゼロで動画を表示させておき、視聴機において障害が発生した場合に、視聴を中断することなく、切り替える(「アラフェス2020」は2台までログイン可能)。
まさに、BCPならぬASCP
いかがだろうか。システムの専門家でもなんでもないのだけど、まあここまでして視聴できないことはまずないのではないだろうか。そして、アラフェスに向けてここまで真剣にバックアップ体制を考えている人はだれもいないと思うので、言ってみれば
この地球上で一番信頼度が高いBCP(業務継続計画)ならぬASCP(嵐ストリーミング継続計画)
と自負している。
これで奥さんがぼくを見限ることはおそらくないだろう。
まずは、2日の夜にしっかりと機器の充電をしておきたい。
でも、大きな声ではいえないけど、たぶんなんだかんだでDVDも発売されるから、そこまでしなくても大丈夫だと思うんだけどな。