「カレー」は大好き、でも「カレー味」は苦手
週に1度は必ずカレーを食べる、というのは、なかなかのカレー好きと言えるのではないだろうか。
もちろん、本当のカレーマニアは週に3、4食べるのだろうけど、妻がお弁当を作ってくれる中、お弁当がない日=外食は必ずカレーを食べると決めているのだから、なかなかのものだと思う。
そんなカレー好きのぼくなのだが、同じカレーでも苦手なものがある。
それは「カレー味」のもの。
一番多いのはスナック菓子。カレー味がそこらじゅうにある。他にも、レストランなんかのメニューで「カレー味」がついたものも結構ある。
でも、ぼくは、これら全てが苦手である。
ぼくがカレー好きであることを知っている妻や友人が、ぼくにカレー味の物を勧めてくれるのだけど、全て拒否するようにしている。
理由は簡単である。
本物のカレーより美味しくない上に、本物のカレーを食べたくなるからだ。
つまり、中途半端なのだ。
カレー好きにとって、カレーは常習世のある薬物のようなものだ。
突然食べたくなるし、食べたいと思い出したら止まらなくなってしまう。だから、普段はできるだけ、平静を保つため、カレーのことを考えないようにしている。
だけど、もしカレー味のものなんか食べてしまったら、その思いが覚醒してしまうのだ。
覚醒してしまったらもうおしまい。本物のカレーを手にするまで、脳は納得してくれない。カレー味のお菓子で誤魔化そうったってそうは問屋が卸さないのだ。
真っ白なライスにルーをかけた「本物のカレー」を完食するまで、体がカレーを求めることになってしまうということだ。
よってぼくはカレー味のものは好きではない。
少し大袈裟かもしれないけど、この気持ち、わかる人は結構多いと思うのだけど。