久々に感じた「再起動のチカラ」
先日iPhoneのiOS14をインストールをした時の話。
その日、朝の出かける前にインストールをスタートしたのだけど、思ったより時間がかかってしまい、途中で出かけることになってしまった。
とは言っても、ほとんど終わりかけだったので、家を出てバス停からバスに乗った数分で無事にアップデートが完了。ところが、バスの中で画面を開くと、アンテナが全く立たない。設定をどういじっても全くアンテナ自体の反応がないのだ。
仕方なく、降りたバス停で必死にフリーWi-Fiを拾って調べる。すると衝撃の事実が。ぼくの使っている格安SIMは
iOS14の対応状況が「未対応」だったのである。
「しまった。先に調べておけばよかった!」と思ったものの、後悔先に立たず。ぼくのiPhoneは、その瞬間からWi-Fi専用機になってしまった。格安SIMの会社が対応してくれるのを待つしかない。
明日からどうしよう。目の前が真っ暗になる。
いや、でも待てよ。
諦めかけたとき、ひらめいた。
90年代からパソコンに親しんできた身として、幾多の困難からぼくの大切な危機たちを救い出してくれたある方法を思い出した。
そう、再起動である。
昔は何か調子が悪いと再起動をよくしていた。場合によっては、重い作業をした後など、調子が悪くなくても予防的に再起動していたくらいで、コロナ渦の今の感覚で言うと「人間のうがい」くらいの雰囲気で再起動していた気がする。
でも、スマホが普及して以来、あまりにも性能が良すぎて、固まったり、動作が悪くなったりすることがほとんどなくなってしまっていた。あんなにもお世話になっていたのに、ぼくらは「再起動」の力を忘れてしまっていたのだ。
久しぶりに、あの力を信じてみようではないか。
電源ボタンと音声ボタンを長押しして、スライドで電源をオフ。少し置いてからもう一度電源ボタンを押した。真っ白なリンゴマークが数秒表示され、すぐに再起動は完了した。パスワードを入れて画面ロックをかいじよすると。
な、なんと、アンテナが全て立っている!
おそるおそろサファリを開くと、無事にネットにつながっているではないか!!
iPhoneは何事もなかったように元の状態に戻っていた。
原因はわからない。だけどいいではないか、再起動で治ったのだから。おかげでその日以降も不自由なくスマホを使うことができている。
数年ぶりに再起動のチカラを再認識することができた出来事だった。
ちなみに、その日のモバイルデータ使用量はシステム関係だけで500MBになっていた。やっぱりアップデートはWi-Fiのある場所でした方がいいですね。
みなさんもお気をつけください。