石原慎太郎がかっこいいと思えた言葉
石原慎太郎の多くの言動について、ぼくは賛同はしていなかった。やりたいことはわかるが、そんな言い方しなくても、と思っていた。
でも、ただ一つ、かっこいいと思った言葉がある。
「死ぬまでは、やっぱり言いたいこと言って、やりたいことやって。人から憎まれて死にたいと思います」
82歳の時のこの言葉だ。
ぼくも含め、多くの人たちは、「できるだけ人を傷つけず、人に嫌われず、憎まれず生きていくべき」と思っているのではないだろうか。
それに、歳を取れば、静かに過ごしたいと思うのが普通だと思う。
しかし、彼は違った。最後まで「人にどう思われるか」ではなく、「自分がどうしたいか、を通したい」そう発言したのだ。
単に、わがままな人。
そう思う人も多いと思う。でもぼくはそうは思わない。
自分が正しいと思うこと、世の中のためであると思うことは、どんな反対意見があったとしても、前に進めていきたい。他人の顔色をうかがっていては、何もよくならない。だから俺は嫌われてもいい。正しいことを進めていきたい。
そいういう意味なのだと思った。
「死ぬまでは、やっぱり言いたいこと言って、やりたいことやって。人から憎まれて死にたいと思います」
この言葉、ぼくはきっと人生のどこかでまた思い出すのだろうと思う。