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なぜ子供にだけ吠えるの?わんちゃんの心理を理解したい!

わんちゃん好きな子供は、無邪気に近づいてきて触ろうとします。するとわんちゃんが吠えて気まずい雰囲気になってしまう…そんな光景を目にすることがありますよね。では、なぜ小さい子供に対してわんちゃんは過剰に吠えてしまうのでしょうか。

今回は、子供に吠えるわんちゃんの心理を解説していきます。きちんと理解することで、おのずと吠えないための対処法も見えてくるかもしれません◎

なぜわんちゃんは子供にだけ吠えちゃうの?

大人しくて普段吠えることのないわんちゃんでも、子供たちが近づいてきたり触ったりしようとすると「ワンワンッ!」と吠えることがあります。基本的にわんちゃんはスキンシップを好むことが多いのに、どうしてなのでしょうか…?

実は、わんちゃんは子供の行動が苦手で、それゆえに吠えやすいと言われています。では、どのような行動がわんちゃんの“吠え”につながっているのでしょうか?

  • 集団行動が苦手!


子ども時代は、何かと集団行動が多いものです。友達と仲良く帰っているときに、お散歩中のわんちゃんにばったり遭遇!子供は好奇心旺盛で、わんちゃんと一緒に遊びたい!という気持ちが強いわけですから、自然とわんちゃんに近寄ります。このように、数人の子供たちに囲まれるというシチュエーションに、わんちゃんは困っているんです。周りをしっかり包囲されてるのと同じ状況ですから、逃げ場がなくて不安になる気持ち、わかりますよね。

子供たちが「わんちゃんかわいい!」と楽しそうにはしゃいでいる姿も心和むものですが、わんちゃんからしたら、なんとか逃げ出したい気持ちでしょう。追い込まれて不安になって吠えてしまうのも仕方ありませんよね。

  • 威嚇されていると勘違い


小さな子供でも、わんちゃんからみると目線をバチバチと合わせてくるケンカの相手と思ってしまいます。

それはわんちゃんの目線の高さが小さな子供と同じだからです。自然に目を見つめている状態になるのですが、わんちゃんは目を合わせることが苦手で、威嚇されていると勘違いをします。威嚇されていると思い込み、激しく吠えてしまうのですね。

  • 落ち着かない動きと大きな声で不安に


子供はじっとしている時間が少なく、大きな声を突然出したり、いたかと思ったら走り去っていくものですね。わんちゃんは、落ち着かない動きや急な大声に警戒心を抱きます。

普段からわんちゃんに慣れている子供は急にさわってくることもあるため、わんちゃんは自分の身に危険が迫っているかのような不安感に襲われて、「ワンワン!」と威嚇することもあります。

子供に吠えない対処法はあるの?

散歩中に遭遇する集団の子供たち、可愛がってくれようとするのに避けるのもどうなのかな?と考える飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。「わんちゃんが怖がるから」と言えればいいのでしょうが、嬉しそうに寄ってくる子供たちには、なかなか言いにくいですよね…。

そこで、わんちゃんが子供に吠えないためにお試しいただきたい対処法をご紹介します!

  • 子供たちに理解してもらう


子供たちに全く会わないことは難しいですので、わっと近づいてきたら子供たちにわんちゃんの特性を説明することも必要になります。集団で近寄ったり急に触ると不安になること、大きな声に驚いてしまうこと、じっとみつめないでほしいことなどを説明します。

ただ「やめて」と断るのではなく、わんちゃんと触れ合うルールを話すといいでしょう。小さな子供たちは、きっと素直に聞き入れてくれるはずです。

何度も子供に遭遇して吠える習慣がついてしまうと、子供を見ただけで吠えることがあります。勢いよく近づいてくる場合には、わんちゃんを抱っこして子供から遠ざかるのもいいのです。真正面にくる子供の目線をずらすことができますので、吠える前に試してみてください。

子供が苦手になって吠えることが習慣にならないように、子供にもわんちゃんと触れ合うルールを理解してもらい、協力して過ごしていきたいですね。

  • 吠えないよう練習をする


吠えることが習慣化してしまうと、なおすのが難しくなります。子供を見ただけで吠えてしまうなら、吠える前におやつをあげて気をそらす方法で吠えない練習をしていきましょう。

方法はとても簡単です!

子供を発見したら、吠える前にわんちゃんにおやつをあげるのです。子供をみたらおやつ(ご褒美)がもらえる!とわんちゃんに覚えてもらえるまで続けてください。”子供=苦手”だったわんちゃんが、”子供=おやつ(ご褒美)がもらえる”、という思考ができるまであきらめずに繰り返せば、きっと吠えなくなりますよ。

散歩中、子供にあまり合わない道を選ぶのも◎

臆病なわんちゃんが子供に会うストレスで散歩嫌いになっては困りますから、散歩の時間帯コースを変えてみましょう

◎通学時間・通学路は避ける

集団登下校をする子供たちに会わないように、登下校時間を避けて散歩に行けるといいですね。仕事や家事で散歩の時間を選べない飼い主様は、通学路を避けた散歩コースを探してみてはいかがでしょうか。

車などの交通量が少ない通学路は、わんちゃんの散歩にぴったりなのですが、登下校の子供たちに会わないように、わんちゃんがリラックスして歩けるコースに変えてみてください。

◎公園の周辺は慎重に

公園周辺のお散歩は、子供たちが学校にいる時間帯を狙って楽しみましょう。 子供たちの声が公園からするのなら、公園付近を通れば元気な子供たちがわんちゃんをみつけて飛び出してくるので、要注意です。

大きい公園なら、遊具に子供たちが集まって夢中で遊んでいるはずですから、人が少ない広場に移動してのびのび過ごしましょう。

いかがでしたでしょうか?子供を見たら吠えてしまうわんちゃんは、不安や警戒心に苛まれていたり、興奮している状態と言えます。習慣化しないためにも、お話した対処法をぜひ試してみてください。

子供が苦手なわんちゃんが、どうかストレスフリーな散歩ができるようになりますように◎

●ライター:ひね ゆいこ
●編集:うしすけチーム

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