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わんちゃんのメモリアルグッズ|種類・作るタイミング・注意点は?

◎ペット終活アドバイザーの資格保有者執筆◎

旅立ったわんちゃんとの思い出を残すために作っておきたい、メモリアルグッズ。近年、耳にすることが増えた一方で「どんな種類があるの?」「どのタイミングで作るべき?」と疑問を抱く飼い主様も多いかと思います。

そこで今回は、メモリアルグッズの種類・作るのにベストなタイミング・作る際の注意点を、ペット終活アドバイザー資格を持つペットロスカウンセラーの視点から詳しくお話します◎

メモリアルグッズとは?

近年、人と同じようにわんちゃんでも終活を行う飼い主様が増えてきました。まずは終活の一環として作る人も多いメモリアルグッズについて、詳しくお話します。

わんちゃんを偲ぶためのグッズ

メモリアル」は「記念」の意味が有名ではありますが、他にも「記念碑」「追悼」といった意味も含まれています。

そのため、赤ちゃんの成長を記念したグッズのことを指すこともありますが、終活が一般的に広まった昨今では「故人や亡くなったペットを身近で偲ぶためのグッズ」や「遺された家族の悲しみを癒すためのグッズ」として使われることが多くなりました。

オリジナルグッズとの違い

メモリアルグッズがどのようなものかをお話しましたが、特注で作る「オリジナルグッズ」とは一体何が違うのでしょうか?

結論から言うと、既製品ではなくオーダーメイドで作ったものであればどちらも「オリジナルグッズ」と呼べます。つまり、「メモリアルグッズ=オリジナルグッズ」といった認識は間違いではありません。

一方で、先ほども少し触れたように、終活が広まりつつある近年では「メモリアルグッズ」と聞くと「供養のためのグッズ」を想像する人が増えています。そのため、「メモリアルグッズ」と「オリジナルグッズ」で、言い方や意味を使い分けているグッズの業者さんや作家さんも多いんです。

メモリアルグッズの種類

わんちゃんの追悼や飼い主様の気持ちを癒すために作られるメモリアルグッズ。ここからは、わんちゃんのメモリアルグッズにはどのような種類があるのかをご紹介します。

【メモリアルグッズ①】雑貨・インテリア

メモリアルグッズには、お部屋に飾ることのできる雑貨インテリアの役割をしたものもあります。

時計写真立てポスター等身大クッションなどバラエティ豊かですが、その中でも特に人気なのが、わんちゃんそっくりに作られた羊毛フェルト人形です。 ご自分で作られる飼い主様も多くいますが、メモリアルグッズを扱うお店でもオーダー可能ですので、お裁縫が苦手な方でも安心してくださいね。

筆者も愛犬を亡くした際に羊毛フェルト人形をオーダーしたのですが、オプションとして中に遺毛を埋め込んでくれるというのでお願いしました。愛犬そっくりなその人形は今でも家族の過ごすリビングに飾られており、みんなを優しく見守ってくれています◎

【メモリアルグッズ②】オリジナル仏具

天国に旅立ったわんちゃんの供養に欠かせない、骨壷位牌などの仏具を特注できるお店もあります。

わんちゃんの写真を位牌にプリントできたり、骨壷にわんちゃんのイラストを描いてくれたり…と、世界にひとつだけの、特別な存在を悼むのにぴったりな仏具を作れます。

【メモリアルグッズ③】アクセサリー

メモリアルグッズには、外出時に肌身離さず持っていられるアクセサリー系も多くあります。遺骨を納められるペンダント・遺毛を入れられるお守り・わんちゃんの写真をプリントしたキーホルダーなどが主流です。

より一層わんちゃんを身近に感じ「ずっと一緒にいられる」と飼い主様の安心感にもつながります。また「今までお留守番をたくさんさせてしまった」と後悔する飼い主様にもオススメです。

メモリアルグッズを作るタイミング

種類豊富なわんちゃんのメモリアルグッズですが、どのタイミングで作るのがベストなのかと悩む飼い主様も多いかもしれません。

ペット終活アドバイザーの立場から言うと、終活の一環として生前から作っておくのも良いかと思います。こうすることで後々慌ててしまうこともなく納得のいくメモリアルグッズを用意できるので、飼い主様も安心です。

筆者は愛犬が亡くなってすぐに羊毛フェルト人形を注文したのですが、1ヶ月後に届いた時には思わず「おかえり」と言って嬉し泣きをしました。愛犬そっくりのその人形は、それ以降、私の心の拠り所にもなってくれました。結果として、ペットロスの辛さも軽減できたので「早めに作ってよかった」と私は思っています。

その一方で、筆者がペットロスカウンセラーとしてお話を伺った飼い主様の中には「写真入りのクッションを作ったけれど、私にはまだ早かったみたいでつらい…」と話す人がいたのも事実です。

メモリアルグッズを作るタイミングは人それぞれではありますが、飼い主様がご自分の気持ちときちんと向き合った上で時期を決めるのが大切と言えるでしょう。

オーダーする際の2つの注意点

メモリアルグッズはご自分で作れるものもありますが、多くの場合には他の作家さんや業者さんにオーダーする形になるかと思います。最後に、他者にメモリアルグッズを依頼する際に気をつけたい注意点をお話します。

【注意点①】いちばん好きな写真を選ぶ

メモリアルグッズの種類にもよりますが、生前のわんちゃんの写真を提供するものも多いですよね。

飼い主様やご家族には、たくさんのわんちゃんとの思い出があります。そのため、写真にとらわれずにさまざまな表情を思い浮かべることができますが、メモリアルグッズを作る側にとっては、その写真こそがわんちゃんの基準となるのです。

ここであまり気に入っていない写真を使うと、せっかくのメモリアルグッズも結局は作り直すことになってしまうかもしれません。愛するわんちゃんを悼むためのグッズなのに、心から満足できないのは悲しいですよね。

提供する写真には「全身が写っているもの」など指定もあるとは思います。その指定を守りつつ、飼い主様が「これがいちばん好き!」と思うわんちゃんの写真をチョイスしましょう◎

【注意点②】オーダー前にサンプルを確認

グッズがある程度出来上がったあとで「思っていたのと違う…」と感じ、修正依頼を繰り返す飼い主様はとても多いです。妥協せずにメモリアルグッズを作ることも大切ですから、時には修正も必要ですし、決して悪いことではありません。

一方で作家さんも人ですから、いくら仕事とはいえ、度重なる修正にはストレスも溜まりますし、心証が悪くなる可能性もあります。すると、かえって満足のいくものに仕上がらなくなったり、トラブルに発展したり…というケースもありえるのです。

オーダーする際には、その業者さんや作家さんが実際に作ったグッズの写真や、レビューなどを事前に確認し「ここならイメージ通りに作ってもらえそう!」と感じたところへ依頼しましょう。修正に関しても「○回まで可能」などと明記されているところだと安心ですね。


今回は、わんちゃんのメモリアルグッズについて詳しくお話しました。

メモリアルグッズの作成はわんちゃんの供養にはもちろん飼い主様のペットロスケアにもなります。ご自分やご家族ともタイミングや種類などを話し合いつつ、納得のいくグッズを作るようにしましょう◎

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●ライター:松永由美
動物健康管理士・動物介護士・ペット終活アドバイザー・ペットセラピスト等の資格を保有
●編集:うしすけチーム

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