「初めまして」のご挨拶は気持ち良く◎マナーを知って楽しくお出かけ!
わんちゃんを飼う生活で欠かせないのが、一緒にお出かけすること。毎日のお散歩はもちろん、病院やトリミング、時にはドッグランにも連れて行ってあげたいですよね。
お家から外へ出れば、他のわんちゃんと出会う機会が多くなります。そんな時に身につけておきたいのが「初めまして」のご挨拶マナー。ご挨拶がきちんと出来れば、わんちゃんと一緒のお出かけがより一層楽しくなります。
今回は、他のわんちゃんや飼い主様に出会ったときに身につけておきたいマナーのお話をさせていただきます。
わんちゃんだけでなく飼い主様もマナーが必要
他のわんちゃんと出会ったときのマナーといっても、ご挨拶するときだけの話ではありません!マナーは、お出かけ前から始まっていますよ。
●お出かけ前の準備は万全に!
わんちゃんとのお出かけに、手ぶらというわけにはいきません。必需品ともいえるのが、マナー袋とお水。中には排泄を2~3回に分けてするわんちゃんも。マナー袋は1枚といわず多めに持っておきましょう。お水はわんちゃんが飲む以外にも、おしっこやマーキングを流す時にも使います。ペットボトルの空き容器が便利です。
トイレマナーが守れないわんちゃんと飼い主様は、周りから歓迎されません。ましてわんちゃんに罪はなく、飼い主様のマナーが問われます。
●ノーリードはNG!
お出かけするときは、必ずリードをつけましょう。「ウチの子は大人しくて絶対に噛まないから…」「抱っこしているから大丈夫!」といった過信は禁物です。
わんちゃんにとって、他のわんちゃんに出会うことは未知の体験。嬉しくなって飼い主様の腕から離れてしまったり、驚いて走り出してしまうことも…。ノーリードは他のわんちゃんのみならず、人に対しても危険な行為だと言えます。
●身に着けるもののサイズはわんちゃんに合ったものを
首輪やハーネスなどは必ずわんちゃんのサイズを測って、ジャストのものを選びましょう。途中で外れたり抜けてしまってはいけません。
筆者も1度、首輪が外れてしまったわんちゃんに出会ったことがあります。お相手は可愛い小型犬だったのですが、首輪が外れたわんちゃんは、猛スピードでこちらに走ってきて大興奮!驚いたウチの子は尻尾を下げて私の陰に。飼い主様が追いつかれて、事なきを得ました。
お話を伺うと、わんちゃんが嫌がるので緩めのサイズの首輪にしたところスポンと外れてしまったそう。走って近づいてきた子に恐怖を感じた、臆病な我が愛犬。もし首輪が外れずに「初めまして」のご挨拶ができていれば、いいお友達になれたかも…残念な出会いがありました。そんな悲しい経験をしないためにも、身に着けるもののサイズには気をつけましょう。
お出かけ先でのご挨拶と注意点
●まずは飼い主様に声をかけてみよう
向こうから、初めて出会うわんちゃんが歩いてきました!どちらの子もお互いに興味津々。そんな時は、思い切って飼い主様に「初めまして!」と声をかけてみましょう!
先方さんが「わんちゃん何歳ですか?」など好意的なお返事をされたら、わんちゃん同士「初めまして」のご挨拶ができるか聞いてみましょう。中にはわんちゃんが興奮しやすく、あまり他のわんちゃんを近づけさせたくない…という方もいますので、確認することはとても大切です。許可が出たら、ご挨拶させてあげます。相性が良ければクンクンお互いにおいを嗅いだり、すぐにじゃれ合うことも!
中にはマウンティングする勝気な子もいるかもしれませんが、わんちゃんにとってはいい経験。いろいろな性格の子がいるんだ!と社会化の学習の一つです。ただし、飼い主様同士のトラブルに発展することもありますので、執拗なマウンティングは止めに入りましょう。
●カーミングシグナルを見逃さない
わんちゃんにも様々な性格があるので、どの子ともお友達になれるとは限りません。鼻を突き合わせてご挨拶をしたら、わんちゃんの表情や様子を見逃さないでください。
歯を見せたり、鼻にシワを寄せたりしていませんか?低い声でうなり声を出していませんか?いずれも、苦手な相手と会った時にみせるカーミングシグナルです。このままの状態が続くと喧嘩に発展する可能性もありますので、速やかに引き離しましょう。
●おやつなどをあげる場合は飼い主様に聞いてから
つい可愛いからと言って、他のわんちゃんにおやつを勝手に与えるのはNGです。食物アレルギーがある場合や、カロリー制限があるわんちゃんもいます。もしあげる場合は、きちんと飼い主様に許可をもらいましょう。
●写真を勝手にSNSで公開しないこと
写真を撮るのが好きだったり、SNSが好きだったりする飼い主様は、素敵な出会いがあるとつい写真におさめたくなってしまうかと思います。しかし、勝手に写真をSNSに公開してしまうと、飼い主様間で思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
写真撮影自体、飼い主様の中には嫌悪する方もいますので、きちんと許可が必要です。
ドッグランで初めての挨拶をするときのマナーは?
お散歩にも慣れてきたら、ドッグランデビューを考える飼い主様もいらっしゃるのでは?開放的な屋外を歩くお散歩と違い、ドッグランは広さがあるとはいえ囲いがあるもの。わんちゃん同士の接触も密なものになります。
ご挨拶やマナーも、お散歩以上に気を配りましょう。
●リードを外すのはわんちゃんが落ち着いてから
わんちゃんにとって、お散歩以外のお出かけは刺激的なことです。さらに常時多数のわんちゃんが出入りするドッグランは、知らない子の匂いがいっぱい!好奇心旺盛な子はウキウキ、繊細な子ならドキドキ、興奮状態でいることでしょう。
いつになく刺激を受けたわんちゃんは、リードを外した途端思わぬ行動をするかもしれません。事故を未然に防ぐためにも、必ずわんちゃんが落ち着いてからリードを外してあげましょう。
●執拗以上にわんちゃんを追いかけていたら止めに入ろう
あなたのわんちゃんが、他のわんちゃんを執拗以上に追いかけていて、さらには相手のわんちゃんが明らかに嫌がっているときは…間に入り止めさせましょう。
執拗に追いかけてしまうと、相手のわんちゃんにストレスをかけてしてしまう可能性があります。また、喧嘩に発展してその後ドッグランに行くのを嫌がるようになってしまうことも…。
わんちゃん同士のトラブルを防ぐのも、飼い主様の役目です。今後楽しくお出かけするためにも、わんちゃんの良くない行動はきちんと止めましょう。
ご挨拶はわんちゃんの社会化に必要
お散歩やドッグランで初めて出会うわんちゃんや飼い主様とのご挨拶は、わんちゃんの社会化に必要不可欠です。わんちゃんのお友達ができることで、飼い主様にとっても犬友(犬友達)が増えることに繋がります。
ぜひともご挨拶マナーを身に着けて、充実した生活を送りましょう!
●ライター:子安知保
●編集:うしすけチーム
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