ひとり暮らしでもわんちゃんと家族になれる!必須条件や大切な心構え
わんちゃんという存在は、種族が異なるにも関わらず、私たち人と共存できるとても珍しい生きものです。一緒に生きることで、お互いの生活が豊かになるだけでなく、新たな発見をもたらすことになります。それほど、わんちゃんと暮らすのは素晴らしく楽しいです。
一方で、ひとり暮らしでわんちゃんを迎え入れることに不安をいだく方は多いです。大切な命を守る責任があるわけですから、不安を感じるのも無理ないでしょう。仕事をしながらわんちゃんと暮らすため、生活を維持できるか心配な方も多いでしょうね。しかし、不安や心配の原因となるものは、あなたの行動によってクリアできることが多いかもしれません!
今からお話する、わんちゃんを迎え入れるにあたっての条件や注意点、心構えなどを一緒に見ながら、ぜひわんちゃんとの暮らしを具体的に想像していただけたらと思います。
ひとり暮らしでわんちゃんを迎え入れる上での必須条件
ひとり暮らしでわんちゃんを迎え入れる時、必ず押さえておくべき点を挙げてみました。わんちゃんを迎え入れるにあたっての準備なだけでなく、その後一緒に暮らし始めてからも常に必要なことです。
●暮らす環境
賃貸物件にお住まいの方は、必ずペット可(もしくはペット相談可)の物件でわんちゃんと一緒に暮らしましょう。また、頭数制限やわんちゃんの大きさの制限がありますので必ず確認しておきましょう。
家の契約時やペット飼育を申請する際は、管理会社に犬種や頭数の届出をする場合がありますので、こちらも事前に確認しましょう。
●動物病院
わんちゃんを迎え入れる前に、動物病院をリサーチしておきましょう。その際は、緊急時に対応してくれる病院と、健診や診察で気軽に行ける病院と2つ以上探しておくと安心です。
動物病院選びはとても大切です。飼い主様やわんちゃんと獣医さんの相性や、病院の対応の良し悪し、診察費用の金額、家から近いか、遠くても通えるか、駐車場はあるか、待ち時間が短いかなど、飼い主様によって選ぶ基準が変わってくると思います。病院の情報を調べる、もしくは直接病院に問い合わせるなどして十分検討してくださいね。
●ペット保険
人と同様、わんちゃんも急に大きな病気を患ったり手術が必要になったりする場合があります。その際の費用は、人とは違い全額負担です。わんちゃんを迎え入れる前にペット保険を扱っている保険会社を選んでおき、わんちゃんの家族になった際は必ず加入することをオススメします。
何もないことがいちばん良いのですが、何かあった時に頼れるところがあると安心感があります。大丈夫だろうと安易に考えていると、もしもの場合に困ることになりますので注意してください。
●わんちゃんの生活費用
ドッグフードや病院の診察費用など、個々で変わってくると思いますが、1ヶ月のわんちゃんに関わる費用を想定して出してみてください。あれもこれもと、わんちゃんにお金をかけて生活がだんだん苦しくなるのであれば最低限必要なものを見極めて購入しましょう。無駄なものを買わないという選択は、わんちゃんがいてもいなくても大切ですよね。
ひとり暮らしでわんちゃんを迎える際の注意点
ここからは、わんちゃんと暮らす時の注意点をご紹介します。人によってそれぞれ考え方は違いますので、ぜひ参考程度にしてくださいね。
●安定した収入
差し出がましいですが、安定した収入があれば飼い主様もわんちゃんも安心です。あまりに変動があるとごはんがないとか病院に行けないなどの問題が生じてしまう可能性があります。 わんちゃんの人生を彩るのは、飼い主様の役目です。毎日が不自由なく、且つ健康的に楽しく生活できるよう、費用には余裕があるといいでしょう。
●オススメの犬種はいない
賃貸物件や初心者にオススメの犬種がよく紹介されていますが…ひとり暮らしの方にオススメの犬種はありません。とにかく、「この子を家族にしたい!」と思うような出会いを大切にしましょう。
わんちゃんは元々吠えてコミュニケーションをとる動物なので、どんな犬種の子でも吠えたり鳴いたりします。パピーの時期は、どの子もやんちゃさんです。イタズラしないわんちゃんはいないですし、トレーニングはどの子も必要です。行きかう情報を鵜呑(うの)みにしてしまうと、「情報とは違っていた…」なんてことが起こりうるので、とにかくどんな性格のわんちゃんであっても、個性を愛してあげることが大切です。
ただ、先ほどもお話したように、賃貸物件によってはわんちゃんの大きさに決まりが設けられている場合があります。きちんと確認しておきましょう。
●ある意味で「わんちゃん優先の生活」はしない
わんちゃんを蔑(ないがし)ろにするという意味ではなく、生活リズムを崩さず、飼い主様の生活にわんちゃんが加わるという意味です。神経質にならず、広い心で見守り、一緒に成長していくというスタンスがベストです。一緒に暮らすことを楽しむという気持ちを心がけると、双方気持ちよく生活できると思います。飼い主様がわんちゃんから学ぶことも多いですよ。
●わんちゃんのストレスは溜めないように
犬の欲求は3つ。生理的欲求(食べる・排泄・睡眠など)、行動欲求(探索・追跡・運動など)、安全欲求(病気・ケガの回避・安全な居場所など)です。
これらが満たされていれば、飼い主様が困るような問題行動は少なくなるでしょう。満たされていなければ、イタズラをしたり、無駄吠えしたりと行動が目立つようになります。飼い主様がきちんと管理してあげましょう。
わんちゃんを迎え入れるにあたっての心構え
心構えというと少し堅苦しいですし、自由にさせてくれと思う方もいるかもしれません。しかし、わんちゃんは生きものであって、ぬいぐるみでは決してないのです。人と同じように息をしてごはんを食べて…そしてお互いに寄り添い合う大切な家族です。
例えば、自分が風邪をひいた時や出張で家を留守にする時、やむを得ずわんちゃんと暮らすことが難しくなった時などに、自分のことだけでなくわんちゃんのことをきちんと考えてあげられますか?わんちゃんは自分でごはんを準備したり排泄を片付けたりすることができません。どんな時でも、私たち飼い主はわんちゃんの健康的な暮らしを守る責任があります。
わんちゃん自身が家族になってほしいと言ったわけではなく、飼い主様がわんちゃんを迎え入れたいと決意したからこそ家族になったはずです。それなのに、いざ一緒に暮らすことが難しくなったら簡単にお別れする人が後を絶たないのが現状です。
わんちゃんを迎え入れるにあたっての責任感は、実際暮らし始めてからも、よく考えるべきことでしょう。
いかがでしたでしょうか?
わんちゃんを迎え入れることに対して、気軽な気持ちや簡単に考えるということはよくないです。ただ、「家族が増える」と考えたらどうでしょう?まるでお母さんのような気持ちで迎え入れることで、自然とわんちゃんへの愛情が行動につながるはずです。
こちらの記事を読んで、改めて「家族を迎え入れること」を決意できたなら…きっと、わんちゃんとの素晴らしい暮らしが実現できると思いますよ◎
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●ライター:Maiさん
●編集:うしすけチーム