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【必見!】わんちゃんと目を合わせるのは良くないって本当…?
「わんちゃんと目を合わせるのは良くない」と聞いたことはありませんか?有名な話ですので、知っている方は多いかと思います。一方で、わんちゃんと暮らしていると、よくじーっと見つめられる機会がありますよね。実際のところ、目を合わせることは本当に良くないことなのでしょうか?
今回は、わんちゃんとのアイコンタクトについてお話いたします。
「目を合わせるのは良くない」と言われる理由は?
人と人同士で目を合わせる行為は、コミュニケーションにおいて欠かせないものです。きちんと目を合わせて会話することで、誠意な気持ちが伝わるものです。このように、目と目を交差させることで気持ちを伝達しようとすることをアイコンタクトと言います。ところが、わんちゃん同士となると話は変わってきます。
実はわんちゃんにとって、他のわんちゃんと見つめ合う行為は敵意や警戒心のあらわれです!つまり、目を合わせることは人で言う睨みやガン飛ばしのような意味合いなのかもしれません…。
わんちゃん同士の基本的なマナーとしては、目が合ったとしても逸らすのが一般的だと言われています。もし目を見つめてしまうと、興奮状態となり吠え合う、または喧嘩に発展…などと悪い状況に陥る恐れがあります。そこから、人も「わんちゃんと目を合わせるのは良くない」と言われるようになったようです。
本当に目を合わせるのは良くないの?
冒頭でもお話したように、わんちゃんは時に私たちの目をじーっと見つめてくることが多々あります。果たして、あの可愛い眼差しを見つめ返す行為は本当にいけないことなのでしょうか…?
答えは、NO!わんちゃんと飼い主様の信頼度によっては、目を合わせるのは良いことになりうるのです!実は、日頃から信頼関係を築く中で、目を合わせることの意味合いが変化します。元々は敵意を伝えるための行為だったものが、飼い主様と生活する中で違う意味の行為に変換される、ということです!
どうして意味合いが変化するの?
目を合わせることの意味合いが変化する理由は、飼い主様とのコミュニケーションが要因とされています。名前を呼ばれて注目したとき、飼い主様が喜んでいる姿を見たり、「○○(わんちゃんの名前)、おいで!」と言われて駆け寄ったときに褒めてあげた経験はありませんか?このように、アイコンタクトをしたタイミングで良いことが起こると、わんちゃんの中で“目を合わせること”への警戒心が薄れ、むしろプラスのイメージに変化するのです!
もちろん、アイコンタクトをした際に注意させることが多いと、より悪いイメージに変化することもあるので注意しましょう。
実は、目を合わせることにはメリットがある!
気持ちを伝える以外に、目を合わせることにはさまざまなメリットがあることをご存知ですか?詳しく見てみましょう!
●コマンドが伝えやすくなる!
普段から、「おすわり」や「おいで」などのトレーニングを教えている飼い主様は多いかと思います。このとき、目を合わせることでコマンドが伝わりやすくなります!わんちゃんの名前を呼んで飼い主様へと視線を集中させることで、興奮などを鎮める効果があります。上手に落ち着くことができたら、コマンド指示もすんなりと聞くことができるでしょう。
わんちゃんの興奮時や危険が迫っているときにきちんとコマンドを聞いてもらうためにも、目を合わせるのはとても有効なのです◎
●幸福度が高まる効果も!
元々「目を合わせる行為=警戒心」だったわんちゃんが飼い主様と目を合わせてくれるということは、信頼関係を築けている証拠です!より絆を深めるためにも、スキンシップをはかるときは、積極的なアイコンタクトをオススメします◎
信頼している相手とのスキンシップは、脳にあるオキシトシンの分泌を促進させる効果があります。オキシトシンは、別名“幸福ホルモン”と言われているため、お互いがより幸せな生活をするためにも、ぜひ積極的にアイコンタクトをしつつ、スキンシップの時間もたくさん設けましょう!
はじめてのわんちゃんとは目を合わせないのが基本
信頼関係を築けたわんちゃんとは積極的にアイコンタクトをとっていただきたいですが、一方で避けてほしい場面もあります。
それは、はじめて会うわんちゃんとコミュニケーションをとるときです。先ほどもお話したように、元々目を合わせる行為は敵意や警戒心の意味合いが強いです。そのため、初対面のわんちゃんとは、あまり目を合わせないように注意しましょう。
初対面での挨拶はどのように行うべき?
わんちゃんによって性格はさまざまです。初対面にも関わらずしっぽを振りながら笑顔で近づいてくる子もいれば、警戒心が強くなかなか打ち解けられない子も…。
個体差はありますが、もしわんちゃんが緊張もしくは警戒心を抱いている場合は、目が合ったとしてもこちら側から目を逸らしてあげるといいでしょう。逸らすことで、「あなたに敵意は抱いてないよ」という意思表示となります!
また、低い姿勢でいることも大切です。大きいと特に警戒心を抱かれやすいので、しゃがんだ状態で、わんちゃん側から近づいてくれるのを待つといいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
目を合わせる行為は、一概にも悪いことではないことがわかっていただけたかと思います。むしろ、より強い信頼関係を築くために必要な行為なのです!
良いイメージを持ってもらえるよう、日頃から積極的にスキンシップをとりながら、アイコンタクトをするといいでしょう◎