2024年3月の文章図鑑
しばらくぶりに実家に帰った。実家の犬はもうおばあちゃんだから、帰るたびにどこか体に不調はないが気になるが、今のところまだしっかりした顔色をしている。足や腰を痛めたときは、たいてい物言わずじっとしている。犬はどこかが痛くても、言葉で訴えることができないから、そんな姿は気の毒だ。(そんなことを言ったら、猫だって、ていうかカマキリだってそうだけど)
今月は手持ちで持ち帰った本と、実家にあった本を読んだ。
気になった文章をいくつか書き留めた。
吉本ばなな『アムリタ(上)』(2002