Steamでゲームを遊んでいるみなさん、こんなことを思ったことはありませんか? 「ゲームごとに音量が違うなあ」 音量には物理的な音の大きさを示すデシベルの他にラウドネスという要素があります。 これは人間の聴感上の音量のことで、その単位の中にLUFS/LKFSというものがあります。 テレビやYouTubeではラウドネス基準というものが設けられており、それぞれ定められたラウドネス値を超えないように制限がかけられています。 例えば、PlayStationは-23LUFSに設定さ
振り返ってみたら8タイトルありました。 アクションRPGと周回プレイを前提としたものは除外しました。 それでは紹介していきたいと思います。 FINAL FANTASY XII前作『FINAL FANTASY XI』で多人数同時参加型オンラインRPG、MMORPGの魅力を叩き込まれた後に登場した本作。 MMORPGをオフラインでじっくり遊べるといったようなゲーム構造になっており、自由度、没入感の高さにのめり込みました。 広大なマップやシームレスバトルが臨場感たっぷりでいいんで
音楽制作会社に入社するまでにかかった費用を計算してみようと思います。 僕は音楽教室や音楽専門学校、音楽大学に行っていませんので、レアケースかと思います。 「作曲家になるにはこのくらい必要」という指標にはなりません。 あくまでひとつの例として捉えていただければ幸いです。 スタジオ代と消耗品は計算不可のため、音楽機材とソフトのみになります。 価格は購入価格です。改造及び拡張を含みます。 それではやっていきましょう。 キーボード CASIO 名称不明 ¥10,000 キーボ
幼少期、音楽と出会う以前の僕は車に夢中でした。 母親に聞いた話では、ベビーカーから工事現場の車をよく見学していたようです。ここを動くまい、とごねたのだとか。 愛読書はもちろん車図鑑。 赤色が好きな僕は、幼稚園の絵日記「将来の夢」で真っ赤に塗りつぶした車を描きました。ゆうびんやさんになりたいです──。 そして物心がついた頃、テレビでF1中継を見ました。 前知識もなく、初めて見るF1。 似たような車が何台も走っているというおぼろげな認識の中、他と一線を画す一筋の閃光がありました
制作が頓挫してしまう人に関して「もしかして」と思ったことを書いてみようと思います。 僕は音楽家ですが、物作り全般に当てはまることだと思うので、なにかしら参考になれば幸いです。 ひとつめ。 作品を作る順番って、実は決まっています。 大きく作って、細かく作る。 逆をやると結構大変です。 例えばイラストだったら、下書きで一通り描いてしまう、というのを最初にやるかと思います。 全体を描いて、細部を描き込む。 細かく作るっていうのは刺激的な作業で、こだわりを持っているほどに突き詰
五泉菜摘さんをご存知だろうか。 2013年から翌年にかけて、わずか1年だけ活動していた(当時)15歳のシンガーソングライターだ。 ニコニコ動画をホームグラウンドに、19曲のオリジナル楽曲を発表。 それは流星のようなパフォーマンスだった。 彼女は忽然と、そのまばゆいばかりの姿を消した──。 2013年1月22日、5曲目となる『サイコパス』で彼女はブレイクした。 かくいう僕も同曲から入った口だ。 その衝撃は今も忘れない。 のどのとこ切って殺す サビのリフレインである。 五
まさしく絶望の最中に年が明け、帰省する体力もないままに正月を過ごしておりました。 正月休みはもちろん家でだらだら。YouTube Liveで作曲配信をする日々。 『綺麗めのバラード作る 1日目』 タイトルはこんな感じ。 「綺麗めの」と強調した理由は、自主制作映画や自主制作アニメなどの主題歌に、とりあえずは照準を合わせたからです。 エンドロールで流れる華麗な楽曲をイメージし、OBSの配信開始ボタンを押したわけです。 絶望の歌ができました。 そりゃそうなんですよ。 絶望し
パズルゲームのランカーだったりするおかん。 その熱量があるなら長編もいけるのでは? と思い、コンシューマーゲームを紹介してみることにした。 幾多の動物を飼ってきた獣使いのおかんに『人喰いの大鷲トリコ』を薦めたら、「ハイエナみたいでグロい」とのこと。 「それでいい。一緒に苦難を乗り越えていくことによって愛情が芽生える、それこそがこのゲームの真骨頂なんだ」とオレのプレゼンテーションも熱を帯びたが、結局「グロい」の一点張りで却下となった。 このまま引き下がることはできない。
小説が他の媒体より優れている点はなにか。 それは、心理描写の緻密さだと僕は思っています。 こう言われてこう思った、こう思ったからこうした、といった具合に人物の動きに心の動きがついてきます。 文字によって心を目視できるのです。 『走れメロス』は倒れている時の文字数のほうが多い。 読書家のタレント、今田耕司さんは小説の魅力を「どこにでも行ける」と表現しました。 僕は、こうです。 誰かになれる。 例えば、『すべてがFになる』の主人公、犀川創平は大学助教授。 数字に敏感な犀川