【12月:定期】気を付けながら大掃除!
こんにちは!
福岡ではだいぶ外の空気が冬らしくなってきました。・・・が、地域によっては一気にガツンと真冬の天気になっているところもあろうかと思います。体調管理をきちんとしつつ、師走を乗り切っていきましょう!
ここ最近の私というと、仕事がなかなか忙しくなってきており、事務所と工場と取引先との間をバタバタと駆け回っております。
休みは休みで、自分は自分の畑仕事をしつつ・・・うちの子どもとその友達が「なんか植えたい!」と言い出したものですから、それ用の畝を作って植えさせたり・・・
毎年恒例の大掃除の担当部分(庭・風呂など)をちょこちょこと始めたり・・・と、いかにも師走という感じで、ワタワタしております(^^;)
・・・さて!
今回の12月号は、「気を付けながら大掃除をしよう!」がテーマです。
作業を行う上でのケガや事故といったリスク管理を行おうとする際には、その作業が「普段やっていること」なのか「普段はやらないこと」なのかが、結構重要だったりします。その観点で言えば、大掃除は「普段やらないこと」に分類されるかと思います。
挙げだせばキリがない分野ではありますが、今回はその中でも、高所作業に関するものと、洗剤・薬剤を使ったものに焦点を当てたコラムとしております。
内容自体はそう深いものではありません。でも大事なのは、結局のところ、知っていることを確実に行う事であったりします。
このコラムを眺めながら「そんなこと当たり前やろうもん!」「言われんでもわかっとるわい!」と思っていただいて、それを確実に実行していただける人が少しでも増えることを願いながら、お届けしたいと思います。
それでは、どうぞ♪
↓ テキストver.です!
子どもとの暮らし 12月号
気を付けながら大掃除!!
〇はじめに
今年もいよいよ師走となりましたね!お仕事でもご家庭でも、何かとバタバタしてしまって、気ぜわしくなっておられる方も多いのではないでしょうか?そんな12月と聞くと、大掃除を連想する方も多いかと思います。
(ちなみに、アメリカやヨーロッパでは、年末大掃除というものは、あまり意識されないらしいです。やったとしても、クリスマス前か、春先なんだそうです。また中国では、旧正月の前にやるそうです。国ごとに様々なんですね!)
普段なかなか手が回らないところまで掃除をしたりしますが…いつもと違う事をする時というのは、やはり事故の危険が増えたりします。東京消防庁が出しているデータに、「掃除中の事故により救急搬送されている人数の月別データ」という、非常に興味深いものがあります。もちろん年によって変動はありますが、毎年12月の搬送人数は、そのほかの月のおおよそ2倍に跳ね上がっています。いつも以上に気を付けなければならない、ということですね。
教育の一環として、掃除・家事のお手伝いを、子どもに積極的にさせているご家庭もあろうかと思いますが、この時期はまさに、もってこいの時期であります。まずは大人がしっかりと安全な方法で行うことで、しっかりと範を示していきたいものです。そして家族みんなで、ケガ無く新年を迎えたいものですね♪
~ 高い所の作業 ~
普段のお掃除でなかなか手が届かないところの一つが、高い場所です。照明器具のフードの上や、電球・蛍光灯の交換、またお風呂の天井など・・・そういったところを作業する際、踏み台や脚立を使用されるかと思います。
踏み台は手軽な反面、端や角部に乗るとクルっと回転して転倒しやすい構
造になっています。使用する際は、足をかける場所を中央部にするよう、意識するようにしてください。
脚立に関しては、所定の開き角度まできちんと開き、開き留めのロックをきちんとかけたうえで使用してください。この作業、面倒がって横着する人が非常に多い(※私の本職である建設業でも、非常に多い…)のですが、たかだか数秒で済むことです!きちんと実施しましょう!(><)
また、踏み台・脚立ともに、地面にきちんと接地させる(カタカタさせない)ことも重要です。最初はカタカタしていても、位置を少し調整するだけで、しっかり安定したりする場合が多いですので、その手間は惜しまなないでくださいね!
~ 洗剤・薬剤を使った作業 ~
シンクやレンジフード、トイレ、床、風呂…そういった場所の、ガンコな汚れを落とすために、普段より強力な洗剤・薬剤を使う方も多いと思います。
塩素系の洗剤と酸性の洗剤には、それぞれボトルの横に「まぜるな危険」と表記されていますよね。これは塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜてしまうと、有毒な塩素ガスが発生するためです。この組み合わせが発生しやすい場所と、その代表例を記しますので、特に気を付けてくださいね!
トイレ掃除 : カビ取り剤(塩素系) × トイレ用洗剤(酸性)
シンク掃除 : 排水溝クリーナー(塩素系) × シンク用洗剤(酸性)
お風呂掃除 : カビ取り剤(塩素系) × お風呂用洗剤(酸性)
また、こういった洗剤は、それ単体でも刺激性や毒性を持つものがほとんどです。不意に跳ねたものが目に入ったりすると失明の危険があったりします。大げさだと思わずに、保護メガネ・保護手袋はちゃんと装備しましょうね!
最後に…大人の場合はまずありえませんが、小さな子どもは、洗剤を口にしてしまうケースがあります。過去には、大人がジュースのボトル缶に詰め替えていたものを、子どもがジュースと思って飲んでしまった、という事例もあります。基本中の基本ですが、洗剤や薬剤は、大人がしっかりと管理しましょう!
ご覧いただきありがとうございました!
次回も、お楽しみに!
文: 防災士/保育士/応急手当普及員
牛尾崇彦
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・・・おわり
※※※ ここからはお知らせ ※※※
いつもは、子どもにまつわる防災や応急手当、日頃気を付けたいことに関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!
また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!
なお、最近はインスタでもコラムをアップしています!(こちらは、毎月のコラムが中心です)よかったら、こちらもどうぞ!
※※※ お知らせ終わり ※※※
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