【2月:定期】乳児~学童期の成長における事故の傾向を捉えよう!
こんにちは!
今回の2月号は、「子どもの成長とともに変わる事故の傾向」がテーマです。
今回の記事では、「成長とともに、気を付けるべき点って、だんだんと変わっていくよね」という事を再認識してもらうことを主眼としています。
例えば、「窒息」という事故類型ひとつとっても、どういうシチュエーションで「窒息」が発生するのかといえば、年齢ごとに結構違うよね…ということです。
前回と同様、今回も具体的な対策論ではなく、「子どもと接することが多い大人に、頭に入れておいてほしいこと」の紹介となっています。ちょっぴり数字や表が多いので、サラッとは読みにくいかもしれません💦でも、しっかり読めば読んだ分、ためになる内容を書けたと思っています。
ぜひご覧ください♪(^^)
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子どもとの暮らし 2月号
乳児~学童期の成長における
事故の傾向を捉えよう!
〇はじめに
親として子どもを見ていると、少しづつではありますが毎日成長しているなぁと実感します。身長や体重だけでなく、動き、言葉、食の好み…様々な点で日々成長し続けていて、子どもは本当にダイナミックな存在なんだなぁと思い知らされます!(大人も、そうありたいですね・・・苦笑)
ただ、当然ながら成長とともに事故の傾向も変化していきます。今回はそのような点について焦点を当て、ご案内していきます。
〇成長すれば当然、事故の傾向も変わる!
下のグラフは、0歳~14歳までの不慮の死亡事故におけるデータを様態別に分類し、1位から3位を抽出したものです。
0歳~4歳においては、「窒息」の件数の増減がそのまま、各年齢の全体件数の増減を決めてしまうほどの影響力を持つことや、5歳以降(いわゆる学童期)に差し掛かると「溺死・溺水」「交通事故」の件数が一気に増えることが分かります。これらの内容をもう少し詳しく分類し、割合を示したのが次の表です。
窒息ひとつとっても、0歳の時の内容と、少し成長した時では、内容が全く異なってきます。生後間もなくは、ベッド内での窒息や、吐き戻しなどによる胃内容物誤嚥が目立ちますが、次第に食物誤嚥にシフトし、咀嚼能力の向上とともに窒息自体の割合が減っていきます。
溺水も、家庭内の浴槽から、屋外の自然水域にシフトしていく傾向が見て取れます。成長とともに、釣りやマリンレジャーを覚え、また一人で行動するようになるにつれ、溺水の様態も変わっていきます。
また、交通事故はどのステージにおいても非常に大きな死因を占めます。表には表れていませんが、幼少期は親と同乗している車での事故が多く、次第に子ども単独(歩行中や自転車乗車時など)での事故が増えていきます。
親はどうしても、毎日子どもと接していると、ついつい幼め幼めに扱ってしまいます。でも、子どもは本当に短期間で、色々なことがドンドンとできるようになっていきます。子どもの成長を喜びつつ、安全対策も成長に合わせたものにシフトすることを心がけていただければと思います♪(^^)
ご覧いただきありがとうございました!
次回も、お楽しみに!
文: 防災士/保育士/応急手当普及員
牛尾崇彦
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・・・おわり
※※※ ここからはお知らせ ※※※
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