高品質人参の販売戦略と市場実験


1. はじめに

私は以前、人参を1袋3本100〜600円で販売した経験があります。最終的には常時600円で販売していましたが、そこに至る過程で様々な実験を行いました。今回はその経験とデータを共有し、皆様の何か役に立てば幸いです。

2. 販売価格の変動と販売数の関係

まず、価格設定と販売数の関係についてのデータです。

  • 100円の場合: 1店舗で1日200〜400袋売れました。

  • 200円の場合: 1店舗で1日100〜140袋売れました。

  • 250円の場合: 1店舗で1日30〜50袋売れました。

  • 400円の場合: 1店舗で1日3〜10袋売れました。

このデータから、価格が上がると販売数が減少することが確認されましたが、価格に見合った品質を提供することで、一定の需要が維持されることも分かりました。

3. 高価格帯の市場

600円での販売は通販や東京のマルシェ、百貨店、レストランなどで行いました。特にヒルズの高級マンションに住むゴールデンレトリバーの飼い主に人気がありました。ゴールデンレトリバーも生活習慣病を防ぐために美味しい野菜を食するとのことで、これが大きな売上に繋がりました。

4. 購入者の傾向と驚き

スーパーの直売コーナーで400円で販売したところ、以下のようなことが分かりました。

  • 品質が高いから購入する人: 値段を見て品質が高いと判断して購入。

  • 値札を見ないで購入する人: 値段に関係なく必要なものとして購入。

  • 好きだから購入する人: 高価でもお気に入りの商品として購入。

高い値段になると販売数は少なくなりますが、値段と品質が釣り合うならば購入する人が一定数いることに驚きました。

5. 結論

以上のデータと経験から、高品質な商品は高価格でも需要があり、特定の市場では高い利益を上げることができるということが分かりました。価格設定と品質のバランスを考えることが重要であり、ターゲット市場に応じた戦略が必要です。

この情報が皆様のビジネスにお役立ていただければ幸いです。

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