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尊敬する祖父・家康のため、東照宮を豪華に変えた家光
「死んだら、日光に小さな堂を建て、神として祀るように」
これは、家康の遺言。自分が神になるって、その確かな自信はどこから来るの? って思う凡人の自分。
それはともかく、東照宮は、最初は質素な建物でした。
現在のような豪華絢爛なものにしたのは三代将軍家光。
家光は家康のことを心から尊敬。
大好きだった祖父・家康のため東照宮の社殿を造営することを決心。
造営費用 現在のお金で400億以上
携わった人数 450万以上
使用した材木 14万本
漆 37トン
まさに費用お構いなしの大改修
家光は、東照宮を日本最大規模の霊廟へと変貌させました。
とりわけすごかったのが陽明門
陽明門は1636年家光によって、現在のような絢爛豪華な姿に改築。
陽明門上層部にある仙人の彫刻。この地が仙境(仙人が住む、俗界とは離れた所)であるということを示してる彫刻。
極彩色に彩られ、鳥、唐獅子、牡丹など動植物や人物の彫刻508体。圧巻です。
「逆柱(さかさばしら)」。門にある12本の柱のうち、この柱一本だけ地模様が逆さ。
完璧な陽明門に魔がささないように、故意に未完成にしたという説が強いです。
日光東照宮は、家光の家康への敬愛と、徳川幕府の絶大な権力と富を世に知らしめる建造物でした。