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ボストンで暮らし、ちょっとだけ人種差別について考えた時

ボストンで通ったのはVocational school 。

School といっても、特別な入学資格はなし。

英語でコミュニケーションがとれて、授業料が払えれば入学OK 。

もちろんstudent  visa は必要でしたが。

選択したのは、Hotel  course 3ヶ月、Travel course  3ヶ月の2コース。

最初のホテルコースは先生はアイリッシュ。生徒は地元ボストンが4人、パリからの男性一人、そして日本人の自分。

たまたまだったのでしょうが、少人数のわりに数ヵ国が集合😄

年齢層も幅広く大学出たての人もいれば、年配の人も。

海外からの留学生もいますみたいな、大袈裟な宣伝で地元新聞に写真が載ったときは、クラスみんな大笑い🤣

少人数だったせいもあって、クラスは和気あいあい。

先生をはじめみんな優しかったので、自分だけが有色人種ということは、全く意識してませんでした。

ある日 ホテルの規則についての授業の日。

そこに書かれている規則が、「肌の色で給料を変えてはいけない」、「肌の色が昇進に影響してはいけない」、「肌の色の違いであらゆるハラスメントをしてはいけない」等々。

繰り返しになりますが、クラスメートも下宿先のオーナーの女性も、みんな優しかった。

私はボストンでの生活で、個人的に肌の色でイヤな思いはしませんでした。

だから、差別してはいけないという規則書に、私はちょっとショックを受けていました。

差別してはいけないという規則書は、そこに歴然とした差別があるということの証明。

そして、その規則書のなかでは私は差別を受ける立場の人間なんだなあと、少し悲しくなったのを今でも覚えてます。

あれからもう数十年たっているけど、今でもヘイトクライムとか、悲しい話。

子どもみたいな意見だけど、どうしてみんな平和に仲良くなれないのかなあ。。。💧







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