ベトナム建国の父ホーおじさん
生涯をベトナムのために捧げた国民的英雄ホー・チン・ミン。
フランスの統治下からのベトナムの独立、ベトナム戦争など、波乱の人生を駆け抜けたホー・チン・ミン。
ベトナムで最も偉大な政治家であり、革命家であったとされる人物。
ホー・チン・ミンは、その人柄ゆえに「ホーおじさん」と親しみをこめて呼ばれている人物でもありました。
黄色がかわいいホー・チン・ミンの家。本当に普通のお家。
質素倹約を生涯通したホーおじさん。
室内に入ることは出来ませんが、外からの見学は可能。
ベッドも机もあまりにシンプルで、とても一国の権力者の家には全然見えませんでした。
独裁者になったり、自分が神格化されることを嫌ったホー・チン・ミン。
自分が亡くなったら、葬儀は地味に、遺体は火葬してほしいと遺言。
けれど、彼の遺言は叶いませんでした。
ベトナムの英雄の遺体は、永久保存処理され、一年中冷房のきいた霊廟のなかに安置されることに。
神格化されることを嫌がったご本人の意思には反するのでしょうが、国民にとってはやはり偉大な人。
ホー・チン・ミンのご遺体と対面するために、並んでいる人がたくさんのホー・チン・ミン廟。
自分は中には入りませんでしたが、あらためて国民にとても愛されてる人なんだなあと実感。
その反面 個人的には、本人の意思通り静かに眠れないホーおじさんが、少し気の毒にも思えたのを覚えてます。
ホー・チン・ミンは、1969年9月2日心臓発作で逝去。享年79歳。
ベトナム戦争は 彼の死から6年後に終結。
ベトナムは南北統一され、ベトナム社会主義共和国へ。
ホー・チン・ミンはベトナム戦争終結前に亡くなってしまいましたが、間違いなく現在のベトナムの礎を築いた人でした。