見出し画像

ローマ城壁外だけど、世界遺産に登録されたサン・パオロ・フォーリー・レ・ムーラ大聖堂

フォーリー・レ・ムーラとは「城壁外」を意味します。

サン・パオロ・フォーリー・レ・ムーラ大聖堂はローマの城壁外で唯一世界遺産に登録された物件です。

聖堂はローマ城壁から2㎞ほど離れた場所。

イエスの使徒パウロが殉教したとされる地に、コンスタンティヌス帝が、小さな聖堂を建設した事がはじまり。

その後、4世紀末に大規模に拡張され、現在の建物の原型に。

1823年 聖堂は中庭を残し火事でほぼ全焼。1854年 創建当時のバシリカ様式を守って再建されました。


ローマ中心部から少し離れているせいか、日本からのツアー等ではあまり行かないみたいですね。

でも、ローマ中心から地下鉄で意外と簡単に行けました。最寄り駅から徒歩10分もかかりません。

私は行って良かったです。

画像1

前庭に立つ聖パウロ像。

建物正面には鮮やかなモザイク画。ぺトロとパウロを従えたイエス・キリストと、預言者たちが描かれてます。

晴れた空に、金色に輝くモザイク画が とても綺麗でした。


画像2

空間が広い身廊。広い聖堂内は80本の大理石の列柱が、身廊と四つの側廊を形成。

それほど人が多くなく、落ちつける荘厳な空間。心が洗われる感じがしました。

画像3

画像4

焼け残った13世紀の中庭と中庭を囲む回廊。ねじれた形状の柱が綺麗。こちらは入場料が必要。

静寂でとても贅沢な時間。

16世紀にサン・ピエトロ大聖堂が改築されるまで、ローマ一番の威容を誇っていたサン・パオロ・フォーリー・レ・ムーラ大聖堂。

ローマ四大聖堂のひとつでもあります

1980年 「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリー・レ・ムーラ大聖堂」は世界遺産に登録されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?