慶州歴史地区の東宮(トングン)と月池(ウォルチ)
慶州歴史地区は、新羅千年の歴史が凝縮した「囲いのない博物館」。
南山(ナムサン)地区、月城(ウォルソン)地区、大陵苑(テヌンウォン)地区、皇龍寺(ファンヨンサ)地区、山城(サンソン)地区の5地区から構成。
そのなかの月城地区は、城内が広く、自然が豊かで美しい新羅王朝の王宮址。
現存する東洋最古の石造天文台といわれる、瞻星台(チョムソンデ)もこの地区に。7世紀建造。
東宮と月池も、こちらの地区に。
新羅を朝鮮半島初の統一国家として建国した文武王。
674年に、文武王が造ったと伝わる人造湖「月池」。
そして、三国統一が完了した後、679年に 新羅の別宮である「東宮」を建造。
「宮中に池を掘り、山を造り、草花を植え、珍しい鳥と獣を飼った」。
三國史記に残るこの記録が、「月池」に関する最初の記録だろうといわれているそう。
統一を成功させた新羅王朝の繁栄を象徴する東宮と月池。
ここは、ライトアップが有名みたいで、夕方になるとカメラを構える人が増えてきました。
慶州の歴史地区は、2000年に世界遺産に登録。
東宮と月池はとても人気で、慶州に来る観光客の多くが訪ねる場所なんだそうです。