まだ、STAGEを上げないで

 ラジオ漫画犬の同士、通称狼とオンラインでお話させて貰うようになってから、明らかに毎日充実している。生活に張りが出ている。人と話が出来るのが楽しい。お酒を交わすのが幸せ。終わりが近づくと気持ちは「あと10分、あと10分だけでも」と足掻いてしまう。
 そんなわけで、先日また直接お会いしてお話させてもらった。ラジオだけでなく大好きな音楽の話もできて、楽しくて楽しくて、帰りの電車でスマホを落としてしまった。今はモバイルSuicaだから、回収するまで大変だった〜!毎度思うが己の阿呆さに呆れるのに、それでも馬鹿騒ぎが好きなのは一体なんだろうかね…。

 さて、ここで突然の自分語りだが、私のパートナーが好きだ。だいぶ好きだ。子どもがいる今でもやはり大好きだし、もっとこっちにも愛情を注いでほしい。プレゼントも勝手に贈るし、スキンシップも定期的に挑んでる。しかし、あちらはもう「イチャイチャ」は恥ずかしいそうだ。子どもの成長を第一に想う、素晴らしい相手に恵まれた。そう思う。
 それから、実は中学時代の友人がインド駐在から一時帰国するので、プチ同窓会が開かれることになった。2時間5000円のちょっといいところで思い出話に話を咲かせたいとのことだ。その会に出るには小遣い制度の自分では懐が心もとなく、恥ずかしながら上司からお金を借りることになった。

 薄々気づいていたが、同世代はSTAGEが次に向かっているようだ。大人としてエライことだ。尊敬したい。
 しかし、私はまだ上がりたくないんだ。子育てがしたくないとか、責任のある立場になりたくないとか、そういう職務放棄じゃない。年齢不相応と言われても、あの頃の阿呆みたいな遊び方とか、不安な未来を忘れるように必死で挑んでいた創作活動とか、全てが嫌になってもパートナーの温もりに安心して包まれて眠る時間とか、そういうものが、今でも大切なのだ。まだ年取っちまったなって思いたくないんだ。
 みんなそっちに行くなよー。
 もっと馬鹿みたいに笑い合っていこうよー。
 大人になりたくない…

 


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