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ビッグヒストリー2:恐竜の絶滅と人類

先日、ビッグヒストリー勉強会で、恐竜の大量絶滅の話をしました。
その時に話題になった『人間中心主義』、『人間原理』について、メモっておきます。

白亜紀末の生物大量絶滅

地球の歴史の中で生物が大量絶滅した事件が何回かありました。
その内の大きなものの一つが白亜紀末(6,600万年前)の大量絶滅です。
恐竜を含んだ生物の76%が、絶滅したと言われています。
この事件によって生物界が大きくリセットされました。

大量絶滅の原因

アルバレス(W. Alvarez)によって提唱された、小惑星の衝突説が現在有力な説です。
直径10kmの小惑星がユカタン半島の沖合に衝突し、直径180kmのクレーターが形成され、その影響で地球環境が大きく変わり、生物の大量絶滅が起こりました。
中生代に繁栄を極めた恐竜は、この時に絶滅しました。

小惑星の衝突がなければ、人類は存在しなかった

恐竜の絶滅により、小型で弱々しかった哺乳類が大量絶滅以降に大きく発展し、後に人類が発生しました。
これは言い換えると、「小惑星の衝突がなければ、人類は存在しなかった」ということになりますね、と私は話しました。

聴いている方から、その考えは一種の『人間中心主義』ですね、とコメントが出ました。
確かにそうです。
次の小惑星の衝突があれば、人類が絶滅して別の生物が繁栄することも考えることもビッグヒストリーとして大切かもしれません。

様々な意見交換をしましたが、その中で、ビッグヒストリーの出発点の宇宙の創生について、マルチバース宇宙論における『人間原理』などについても勉強しようということになりました。

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