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海獣の子供

仕事から帰ると、末っ子がNetflixで「海獣の子供」を見ていた。
携帯をいじりながら見ていたので、真剣に見ているわけではなさそうだ。

興味がなかったので寝室でしばらく休み、
リビングに戻ると話は終盤にさしかかっていた。

末っ子は相変わらず、携帯をいじりながら
「そんなわけあるかーい」とTVに向かって呟いている。
そして、自分の部屋へ行ってしまった。

面白くなかったのかな〰️とチラッとTVを見ると
宇宙についての描写のシーンだった。

ドバっと涙が出た。
私と同じ体感の人が、粒子の粒の体感の人が
この世に存在しているんだ!!
と嬉しくなったのだ。

人が亡くなるということは
大地や海や空に溶けてたゆたうということ
今生きている人間も自然と繋がり
たゆたう部分がある

私は大気にとけて
木々とたゆたう
全てはひとつ

全身で感じきった
肉体にとどまっている状態でこの感覚を味わうのは初めてかもしれない。

部屋には、やっぱり私ひとり笑
「たゆたう」という言葉を使うことなどないのに
そう書けと心が叫ぶ。



海獣の子供、最初から見るかな?
とも思ったけれど、必要な部分はそこだけなのだと心が言うのでやめにした。



作品を見た感想でもなんでもなく、いつもの通り私の体感の話です笑
お付き合いいただき、ありがとうございました😊

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