夢日記728 ~ 音楽のテスト ~
私は、小学校の教室のようなところに、クラスメイトといっしょにいた。すると、急に音楽のテストが始まるということで、先生がいる教卓のところにひとりずつ出ていって、テストを受けることになった。
しかし、そのテストは、先生が鳴らす初見の曲を聴いて、その曲をそのまま再現するというものであった。まもなく、私がテストを受ける順番になり、私は教卓の前まで出ていった。ところが、流されたのは、もはや曲ではなく、お笑いの音声のようなものであった。私は、ワケがわからなくなって、近くにいたツッコミやすい友だちに「なんでやねん!」とか「コレ、どないなっとんねん!」とか、ツッコんでいった。このように何度も繰り返しツッコんでいるうちに、私は、自分がツッコんでいた友だちとかなり似た服を着ている怖いオジサンにツッコミを入れてしまったことに気づき、肝を冷やした。
私は、怖いオジサンにビビりながら、自分の席に戻った。ここで、なぜか私は、「もしかしたら、今度は自分が先生に指名されて、自由に曲を歌わせてもらう機会があるかもしれない」と思った。私は、自分が歌うことになったら『かっこう』を歌おうと思っていた。そこで、私は『かっこう』の1番から3番までの歌詞を頭の中で復習し始めた。しかし、いくら思い出そうとしても、歌詞がまったく思い出せない。私は、カンニングを疑われる恐怖感に怯えながら、机の中に潜ませていた『かっこう』の歌詞カードを見た。その結果、『かっこう』が実は3番までではなく、5番とか6番まであることがわかった。しかも、歌詞カードには、私が思っていたのとまったく異なる歌詞が書かれていた。
そんなこんなで私が非常に動揺していると、向かい側の席に座っていた筋骨隆々の生徒が私の音楽プレイヤーを手に取って、勝手に音楽を聴き始めた。最初、彼はヘビメタを聴いていた。しかし、彼は音楽プレイヤーを操作して、私がカラオケで歌って録音した歌を聴こうとし始めた。私は恥ずかしく思って、彼が聴こうとしていた音楽を切り替えた。彼は不満に感じたのか、音楽プレイヤーを手放した。
その後、クラスメイトたちが順にテストを受けていったが、もちろん初見の曲なので、合格できていなかった。しかも、かなりマジメな生徒が集中して曲を聴いているときに、お調子者の生徒が近くですさまじい勢いでリコーダーを吹き鳴らすなどしたため、私はケンカになったりしないかとドキドキした。
このタイミングで、唐突に、若手女優のようなキレイな顔だちをした若い女性が、「教室の中央部の床に描かれた円に折り鶴を投げ入れる」というチャレンジを始めた。その折り鶴は、両手で持たなければならないほど大きく、背中にはさまざまなものが載っているようであった。そして、彼女の投げた鶴は円に向かって飛んでいくどころかフラフラと飛び、結局、まったく関係ないところの床に落ちた。私がその鶴を拾い上げようとして近づいてみると、ツルの背中に載っていたのは、私が教室の自分の机上に置いていた精巧なフィギュアを折り紙で再現したものであった。
< 完 >
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